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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■民間給与、6年連 目減り
 日本の医療は成人の不健康、寝た切り老人の増加など予断を許さないデータが多くある。国民の健康に対する関心の高さとともに、健康情報もはんらんしている。厚生労働省は、日本人の3大死因のがんや脳卒中など生活習慣病を予防するため、「総合的な健康増進支援システム「e−ヘルス」を開発、全国に普及する方針」(8月27日・共同通信)を決めた。科学的根拠のある情報だけを集めたホームページを作るものだ
 今までも多くの事例が報道されてきたが、日本の成人の不健康の割合はずば抜けて高いのである。企業に義務付けられている定期健康診断で、「血中脂質や肝機能などの数値が正常値に入っていない(異常あり)とされたサラリーマンらの割合(有所見率)が昨年47・3%で過去最高だったことが8月28日、厚生労働省のまとめで分かった」という。異常ありの割合は毎年少しずつ上昇し続け、1993年に比べ10年間で13・7ポイント上がったという。特に血圧や血中脂質の数値が悪くなっているというから、脳疾患(動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞)と糖尿病の予備軍が膨大な数に上ることになる。それにしても、定期健康診断で異常ありの人が47・3%もいること自体がまさに異常である。
 懇意にしている人達と「ヘルシー・ライフの会」(追ってNPO法人想定)の立ち上げの準備を進めている。来月から会報の発行を行なう。当面のテーマは、健康のための「食」の提案である。
2004年08月25日(水) 3人に1人が「朝食は会社でパン」
 現代は食が荒れていると思う。それを象徴しているのが若者の食の傾向である。アサヒ飲料が24日発表した現在ビジネスマン 朝の生活実態調査によると、「若手男性サラリーマンの33%が、朝食は出社後に自分の席で手軽に取っていることが分かった」(時事通信)という。 朝食を「必ず取る」と「取ることが多い」を合わせると74%で4人に1人は食べていない。これも一つの問題である。

 次の問題は朝食を食べる場所である、自宅の人は37%、会社に着いてからの人は33%、通勤途中の人は22%となっている。自宅外の朝食は「コンビニエンスストア」(77%)が圧倒的で、買うものは「パン」(52%)、「サンドイッチ」(41%)と実に93%の人がパン(粉食)なのである。 朝食の主な役割は、昼食までの活動を支えるエネルギー源で胃腸の働きには食物繊維が必要なのだ。上記のようにパンと少々の飲み物では、食物繊維不足にならざるを得ない。やむを得ず通勤途中または会社で朝食を摂る人は、パンより食物繊維の多いおにぎりを食べた方が数段優れた朝食になるのである。日本旅館の定番朝食のように、ご飯に味噌汁、海苔に生卵、納豆のような朝食が理想なのである。

09月25日(土)
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