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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■市民レベルの啓蒙運動
 日本経団連、経済同友会、日本商工会議所の経済3団体トップは5日、新年の合同記者会見を開いた。日本経済の大きな課題であるデフレからの脱却については成長戦略の具体化で需要を創出すべきだとの認識で一致。企業業績がなお厳しい中で春季労使交渉は定期昇給抑制も議論になるとの見方を示した。
 経団連の御手洗冨士夫会長は脱デフレに関して「成長戦略を実行し規制改革を進める。イノベーションの推進や成長センターであるアジアとの関係強化も必要になる」と強調。日商の岡村正会頭は「政府は為替相場の安定に目配りし、日銀は景気動向次第で国債をさらに買い取ってほしい」と注文をつけた。同友会の桜井正光代表幹事は「日本企業は価格競争で首を絞めている。付加価値の高い商品を技術革新で実現しないといけない」と指摘した。
 労使交渉の行方については「定昇抑制の議論もおこりうる」(岡村会頭)との認識を示した。御手洗会長は「賃金より雇用維持が交渉の軸になる」との認識を示している。(05日 21:13)

10年度予算:閣議決定 一般会計92兆2992億円
                     2009年12月27日  日経
 政府は25日の臨時閣議で、10年度予算案を決定した。全体の規模を示す一般会計総額は、09年度当初予算比4.2%増の92兆2992億円と、2年連続で過去最大を更新。子ども手当創設など、衆院選マニフェスト(政権公約)関連施策の計上で歳出が膨らむ一方、経済危機の影響による税収急減の結果、新規国債発行額も33.1%増の44兆3030億円と過去最大に達した。当初予算段階で国債発行額が税収を上回るのは戦後初めて。事実上、借金頼みでのマニフェスト実現となった。
 政策に充てる経費を示す一般歳出は、3.3%増の53兆4542億円と過去最大になった。鳩山政権の掲げる「コンクリートから人へ」との基本理念を踏まえ、公共事業を18.3%減の5兆7731億円と、過去最大のマイナスとした。一方、マニフェスト関連では、子ども手当に1兆7465億円、高校授業料の無償化に3933億円など、概算要求段階6.9兆円とした必要額のうち計約3.1兆円を盛り込んだ。
 10年ぶりの診療報酬増額もあり、社会保障費も9.8%増の27兆2686億円と過去最大に膨らみ、初めて一般歳出に占める割合が5割を超えた。教育・科学関連予算も5.2%の大幅増になった。また、景気や地方への配慮として、社会資本整備や中小企業対策に活用する「経済危機対応・地域活性化予備費」1兆円を計上した。
 歳入は、税収が18.9%減の37兆3960億円と84年度以来26年ぶりの低水準にとどまった。国債発行を政府目標の「約44兆円以内」に抑えるため、特別会計の積立金、剰余金などの「埋蔵金」を積極活用し、税外収入を15.8%増の10兆6002億円と過去最大規模に積み増した。
 鳩山政権の掲げる「無駄排除による財源確保」では、11月に実施した行政刷新会議の「事業仕分け」結果の反映などで、2.3兆円分の予算を廃止、縮減した。さらに、独立行政法人や公益法人がため込んでいる基金を返納させることで1兆円の財源を生み出した。しかし、子ども手当の支給額倍増など、11年度に必要なマニフェスト関連経費12.6兆円をすべて無駄排除でひねり出す水準には届かなかった。【

01月06日(水)
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