ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 日本国破産−今そこにある危機
財政破綻とは日本国政府の破産であり、国家予算が組めなくなる事態に陥ることです。経済学の定義では「財政赤字が持続可能であるとは、政府保有財産の売却収入を用いず、租税を公債の利払い・償還財源として、今後も従来の財政運営のままで公債を発行し続けても、無限先の将来において公債(政府債務)残高が発散(無限に膨張)しない」ということです。公債残高が将来無限に膨張しないということは、将来的には財政が破綻しないことを意味します。逆に、公債残高が将来無限に膨張するということは、将来のいずれかの時点で財政が破綻してしまうことを意味します。
この定義に従えば、既に日本政府は財政破綻の過程に入っています。まずは財務省主計局が公表した資料「2005年度我が国の財政事情について」をもとに、何故、日本が財政破綻しているのかを検証してみることにしましょう。
※資料は、この後、画像としてアップしますが、サイズが小さいのでhttp://www.mof.go.jp/seifuan17/yosan005.pdfよりダウンロードしてご確認ください。
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2005-08-04 【資料1】財政事情
一般的に国家の財政は単年度予算を見ればわかるとされています。2004年度の「一般会計*1予算」は約82.1兆円でしたが、税金収入は約41.7兆円しかありません。40.4兆円の赤字です。この赤字を埋めるために国債*2を発行しなければなりません。
国債とは国の発行する借用証書です。国債には利回りがあるので、購入してくれる人がいる限り発行できます。公債依存度とは、一年間の一般会計のうち、公債に依存している割合で、支出の約4割が借金をしてまかなっていることになります。
@公債依存度
16年度当初 16年度補正後 17年度当初
44.6% 42.1% 41.8%
(注)実績ベースの過去最高値:15年度42.9%
A公債発行額(億円)
16年度当初 16年度補正後 17年度当初
365,900 365,900 343,900
(注)実績ベースの過去最高値:11年度375,136億円
金額が大きすぎてピンとこないと思いますので、一般市民の身の丈にあった数値に置き換えて例をあげてみますと「本業で月収35万円、アルバイトで毎月3万円稼ぐAさんの年収は455万円。ところがこのAさん、豪遊してしまい、気が付くと一年間に821万円も使ってしまいました。366万円の赤字です。しかたなくAさんはサラ金から366万円の借金をしてその場をしのいだ」ということになります。
*1:一般会計とは、国または地方公共団体において一般の歳入・歳出を総合的に経理する会計のこと。
*2:国が資金の不足をまかなうために負う金銭債務。国債証券の発行を伴うものを狭義の国債、伴わないものを借入金という。通常は発行した債券そのものをさすことが多い。公債。
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2005-08-05 【資料2】公債発行額の推移
資料2】公債発行額の推移 00:58
前出のAさん。実は借金の常習者で、毎年、借金をしています。しかも、その借金の額は毎年どんどん増え続け、特に平成10年から莫大な借金を毎年重ねるようになりました。
グラフ省略
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2005-08-06 【資料3】一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移
資料3】一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移 01:00
国家の主な収入=税収は平成二年度の60.1兆円をピークに減少し続けています。このグラフから歳出は年々増え続けていること、そして、税収が多ければ借金は少なくて済むが、税収が少ないと借金を多くしなければならないことが読みとれます。
グラフ省略
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2005-08-07 【資料4】公債残高の累計
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01月06日(土)
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