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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■新型インフル:新段階に
 舛添要一厚生労働相は16日午後1時前から緊急会見し、感染の広がりを正確に把握することを最優先に取り組む姿勢を示した。検疫による水際でウイルス上陸を阻止できなかった点について「(行動計画の海外発生期移行から)2週間で国内の医療体制はかなり整った」と、今後も必要な水際対策を続ける考えを示した。国内の感染防止対策については「経済活動や個人の行動の自由も尊重する。兼ね合いを判断していきたい」と述べた。
 ◇冷静に対応を 症状は「季節性」程度−−元世界保健機関鳥インフルエンザ薬物治療ガイドライン委員会委員、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長の話
 神戸ではおそらくまん延し始めた段階で、周囲にも発症者がいるはず。感染源、感染ルートは分からないが、全国各地に同程度の感染者がいると考えていい。しかし、患者の症状はあくまで季節性インフルエンザ程度のため、個人は絶対冷静に対応してほしい。そうしなければ偏見や隔離を避けるため、発症しても隠すようになってしまう。
 感染が確定すると、現在の国の行動計画では、診断した医者も含めて隔離されたり、病院が閉鎖されたりしてしまう。今回の症状程度では、そこまでする必要はない。過剰な対策は、発見を遅らせたり、拡大させる原因になりかねない。
 また、健康な人が感染を恐れて家に閉じこもる必要はない。だが糖尿病など別な病気を持っている人が重症化する例はあり、基礎疾患をもっている人は注意してほしい。
 今回の感染発覚は水際対策では完全に防ぎきれないという証拠だ。今後は水際対策より、早期の治療、診断を進めなければならない。
英訳
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毎日新聞 2009年5月16日 東京夕刊
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4、新型インフル:米国内「10万人超感染」…CDC見解
                    2009年5月16日  毎日
 【ワシントン小松健一】米疾病対策センター(CDC)のジャーニガン・インフルエンザ部副部長は15日の記者会見で、米国内の感染者が公式集計よりはるかに多く、現在の実際の感染者は「全米の症状の広がりからみて、10万人以上と言ってもいいだろう」との見解を明らかにした。
 CDCが感染実態の推計を示したのは初めて。これまでも、(1)感染しても軽症のため医師の診察を受けない人も多い(2)地方によっては感染の検査をしていない−−などの理由から、CDCの集計は「氷山の一角」との認識を示していた。
 ジャーニガン副部長は全米で例年、季節性インフルエンザに感染する人が、人口の7〜10%にあたる2100万〜3000万人に上ると指摘。新型インフルエンザについては、4月からの感染の拡大状況などから「10万人以上」と推計できるという。「米国のいくつかの地域では数千人が感染したと疑われる報告もある」とも語り、全米の実態調査を続けているという。

05月17日(日)
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