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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■無届け老人ホーム579施設−厚労省
別棟は平成8年ごろに建てられたといい、うち1棟には6畳間の個室が数部屋あり、数人の入所者がいた。火災後、大半の入所者は別の施設に移動し、東京都墨田区から紹介されて同施設に来た男性(54)だけが残っている。
男性によると、施設職員が日に3回、食事は運んでくるものの、入浴に使っていた本館が燃えてしまい、火災後は、水道水で頭を洗うなどして生活しているという。今月27日、墨田区の職員が面談に訪れ、4月にも都内の施設に移ることになったが、「なぜもっと早く来なかったのか」と、怒りはやまない。
男性は「シロ」と呼ぶ犬に餌を与えるのが火災前からの習慣。「この犬の世話は今度は誰がみるのだろう」と、自らを重ね合わせるように語る。
一方で、遺体で発見された7人のうち、4人の身元がいまだに確認されていない。県警によると、遺体の損傷が激しく、DNA鑑定で3人の身元が判明したが、県警幹部は「DNA鑑定に必要な近親者がいない人もおり、確認作業が難しい」と漏らす。病院から取り寄せた胸のレントゲン写真など、過去の診療歴から身体的な特徴を整合させるなどして、最終的な確認作業を急いでいる。
また、搬送先の病院で亡くなった3人はいずれも、墨田区の生活保護受給者だったが、同区によると、遺族らからの問い合わせはなく、同区が遺体を引き取った。同区では、都内の社会福祉法人に委託し、火葬と遺骨の保管を行う。
ある施設関係者は「入所者には、戦争孤児の人もいた。行き場のない人たちのついの住み家にしたかったが、こういうことになってしまった」と唇をかんだ。
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最終更新:3月31日13時20分
04月03日(金)
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