ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 中山国交相:就任から5日で辞任 お粗末の極致
失言問題で辞任した中山成彬(なりあき)前国土交通相は29日午前、TBSの情報番組に出演し、「民主党政権が誕生すると、日本全国が今の大阪府みたいになる。職員組合とのなれあいで財政破綻(はたん)にひんしている」と述べた。大阪府をやり玉に挙げて労働組合の支援を受ける民主党批判を展開した。
成田空港拡張への反対を「ごね得」などと発言したことについては、「(関係者に)不快な思いをさせたことはおわびしたい」と陳謝した。一方で、「政治生命をかけてでも国民に訴えていかないといけない責任がある」と述べ、日本教職員組合(日教組)を「日本の教育のがん」などと批判した発言は撤回する考えがないことを改めて示した。
また中山氏は、28日に首相官邸で麻生太郎首相に辞表を提出した際のやりとりを紹介。中山氏が「麻生さんの前で腹を切りに来た。任命責任と言われるだろう。本当に申し訳ない」と申し出ると、首相は神妙な面持ちで「誠に残念」とつぶやいたという。【近藤大介】
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5、社説2 内閣の出ばなくじく中山発言(9/28)
2008年9月28日 日経
成田空港拡張の遅れを「ごね得」などと発言した中山成彬国土交通相は引責辞任が避けられない情勢になった。野党が一斉に辞任を要求し、与党内でも衆院解散・総選挙への影響を最小限に食い止めるため、辞任を求める声が強まった。新内閣を発足させたばかりの麻生太郎首相は出ばなをくじかれた。
中山国交相は閣僚として緊張感が欠けていたのではないか。麻生内閣が発足し、来るべき解散・総選挙で麻生自民党が小沢民主党との一大決戦に臨もうとする矢先に、問題発言を連発して野党を利するのは、考えられない失態である。閣僚の資質に欠けると言わざるをえない。
中山発言は就任直後の報道各社のインタビューで飛び出した。成田空港の拡張について「ごね得というか、戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というものが無くて、自分さえよければという風潮の中でなかなか拡張もできなかったのは大変残念だ」と語った。
観光振興に関連して「日本は単一民族で内向きになりがち」とも述べた。また、日教組を痛烈に批判し、「大分県の体たらくなんて日教組ですよ。日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になるのですよ。だから大分県は学力は低いですよ」などと語っている。
中山氏は成田空港と観光振興に関する発言については撤回して謝罪した。しかし、日教組に関する発言については撤回せず、27日に地元・宮崎市で「道徳教育に反対する日教組は解体すべきだ。自分はその運動の先頭に立ちたい」と日教組批判をエスカレートさせた。
中山氏個人の意見なら、日教組批判に共感する人もいるかもしれないが、国交相の発言としては適切でない。中山氏は文部科学相在任中もさまざまな発言で物議を醸し、そのストレートな言動を懸念する向きも少なくなかった。
先の自民党総裁選で中山氏は最大派閥の町村派事務総長として派内の大勢を麻生支持にまとめることに貢献した。今回の入閣もそうした論功行賞の面があったはずである。中山氏は「出処進退は自分で決める」と語った。麻生首相の任命責任も厳しく問われるだろう。
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6、社説:中山発言 任命者の見識も問われる
2008年9月27日 毎日新聞
中山成彬国土交通相が報道各社のインタビューで、成田空港建設に地元の「ごね得」があったなどと発言した。撤回し陳謝もしたが、それで落着する問題ではない。所管する課題への認識の誤りや甘さは、閣僚の資質を疑わせ、任命した麻生太郎新首相の見識も厳しく問われる。
成田空港については中山氏はこう発言した。
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09月29日(月)
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