ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257966hit]
■ 毒ギョーザ騒動
また、全国で479店舗の「業務スーパー」を展開する神戸物産(兵庫県)は、天洋食品以外の中国企業の工場や、中国内の自社工場で製造された食品21品目の店頭からの撤去を決めた。天洋食品製の9品目はすでに自主回収を始めているが、他の中国製食品のうち、天洋と類似している商品を対象に撤去することにした。
中小スーパーなどでも、中国製の冷凍食品をすべて撤去するなどの動きが出ている。【宮島寛】
(最終更新時間 1月31日 22時37分)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なぜギョーザに毒物、深まる謎 「包装」「打ち粉」説…
2008年01月31日22時30分朝日新聞
深刻な中毒被害をもたらした中国製ギョーザ。千葉県と兵庫県の計3地点で起きた中毒を線で結ぶと、浮かぶのは嘔吐(おうと)、下痢、低体温など、死さえ予期させる有機リン系毒物特有の症状だ。毒物はいつ、どのようにギョーザに入り込んだのか。情報が不十分ななか、専門家はいくつかの可能性を指摘する。
ギョーザの具の野菜に残った農薬が原因という可能性を指摘するのは、毒物に詳しい田坂興亜・元国際基督教大教授だ。メタミドホスは水溶性で野菜などを洗っても落ちず、組織内に浸透する。
「中国では収穫直前まで農薬をかけることも珍しくない。具になった野菜の一部に極端な高濃度で残った農薬が中毒を引き起こした可能性は否定できない」
しかし、症状の激しさから、「残留農薬説」には否定的な見方が強まっている。
財団法人日本中毒情報センター理事の内藤裕史・筑波大名誉教授によると、メタミドホスは体重10キロの幼児なら0.3ミリグラム(推定値)という数滴にも満たない微量で中毒を起こす。一つの野菜の残留農薬は多くてもその1000分の1程度。急性中毒を起こすなら常識では考えられない量の野菜を一度に食べることになるという。
毒物学の専門家には、ギョーザの打ち粉に粉末の殺虫剤が紛れ込んだなど、毒物が直接混入したとみる人が少なくない。残留農薬が原因なら、なぜパッケージからも毒物が検出されたのかという疑問が残る。
最初にパッケージが汚染されたとする説もある。中京学院大中国ビジネス学科の久野輝夫助教によると、中国では10月1日の「国慶節」のころ1週間ほど工場が止まる。その前に虫の卵がつかないよう倉庫を燻蒸(くんじょう)する習慣があるという。
問題の製品は昨年10月1日と20日の製造。倉庫内に保管されていた袋も燻蒸され、薬剤が残った状態で休み明けにギョーザが詰められた――。
「包装に農薬が付いていれば、ギョーザ一つひとつを調べても検出されない。全国各地で被害が出たのは、その時の袋が各地に出荷されたからではないか」と話す。
農林水産省によると、ギョーザなど豚肉を使った食品は、同省による加熱工程の検査に合格した「指定工場」でないと日本に輸出できない。家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)を防ぐためで、現在、中国には、問題の天洋食品など79の指定工場がある。
加熱の基準は「蒸気で食品の中心温度を1分以上70度にすること」。現場の工場は、制度が導入された01年5月に指定工場になり、05年6月の検査でも、温度、時間とも合格だったという。同工場では、ギョーザのあんを皮に包んだ後で加熱工程に回していた。
食品分野に詳しいある貿易会社OB(63)は「きちんと熱処理をしている工場で人が重体になるほどのメタミドホスが残留したとは、何者かが故意に入れたとしか考えられない」と指摘す。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
以下は産経の記事
• 「約3年前にも殺虫剤混入」 中毒ギョーザ製造工場の従業員 いかは
• 安売り競争に明け暮れる ギョーザなど冷凍食品業界事情
• 毒ギョーザ、中国では死者も ずさんな農薬管理
• 毒ギョーザ警告メール 保健所“放置”6日間も
• 人民日報も報道 中国餃子中毒事件 一部ウェブ「日本人は虚弱体質」
• 学校給食にも毒ギョーザ 栃木県内の小・中学校27校
• 天洋食品からの輸入商品19社88品目 リストを厚労省が発表 中国餃子中毒事件で
02月01日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る