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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (31)
 柏崎市青海川(おうみがわ)で酒販売店「新茶屋」を経営する片山静江さん(58)は、地震で自宅兼店舗が傾き、「被災直後は片付ける気力もなかった」が、地震3日後に届いた1通のメールに奮い立った。「つぶれた缶ビールでいいので買わせてほしい」。新潟市内の全く面識のない男性からだった。
 「通販なら全国の人々の助けで営業が続けられるのではないか」。向かいの車庫に仮店舗を設け、通販での営業再開をホームページなどでPRすると、地震前には売り上げの3割だった通販が、半分以上を占めるようになった。
 柏崎市西本町の「越後みそ西・西本町店」も、傾いた隣接店舗が撤去されるまでの約3週間、店舗での通常営業を再開できなかったが、インターネットを通じた売り上げは震災前の約2倍となり、「店舗での売り上げが見込めない中、通販が店を支えてくれている」という。
 片山さんらはこうした通信販売の効果を柏崎商工会議所に報告。同商議所では、通信販売で営業を再開した店の情報を集め、ホームページに各店のリンクを特設し、8日までに約60店舗を掲載した。各店には、「少しでも被災者の応援になれば」「柏崎へ行ったつもりの旅費分も商品代に添えます」などのメッセージとともに注文が相次いでいるという。
 商議所では今後、同じページから各店に注文できるサイトを開設する計画で、「店舗での売り上げが不安定な中で、全国からの注文を励みに、復興のきっかけにしたい」としている。商議所のホームページは「eこって柏崎」(http://www.e‐cotte.com)。
(2007年8月9日14時41分 読売新聞)



9、柏崎原発、広範囲で消火不能  新潟日報
 東京電力柏崎刈羽原発が中越沖地震で発生した3号機変圧器の火災を自力で消火できなかった問題で、地震による消火配管設備の損壊の影響は1―4号機までの広範囲に及んでいたことが9日、分かった。これらの消火配管は一体化しており、2ルートで水の供給を確保していたが、両方とも損傷。3号機以外でも複数の変圧器で油が漏れており、ほかでも火災が起きていた場合、さらに消火に手間取る事態になっていた。消火設備の抜本的な見直しが迫られそうだ。
 東電によると、1―4号機の屋外施設用の消火配管網は地中で一体化。1号機近くの水処理建屋のタンクから2つのルートで水を供給している。一方のルートで配管破損があっても、被害ルートの弁を閉め、もう一方だけに水を送ることで全体的に高水圧を確保できるとしていた。
 しかし、今回の地震によって両方のルートの計5カ所で配管が損傷し、大量の水が漏れたため、消火設備全体の水圧が低下。3号機変圧器の火災では、消火栓のホースの水が1メートルほど先までしか届かず、役に立たなかった。
 火災当時、同号機にいた関係者によると、消火栓の水圧が低いため消火設備の復旧を一度は試みたが、すぐに直せる状態ではなかったという。関係者は「自分ではどうしようもできず、歯がゆい思いをした」と振り返った。
 一方、1、2号機などに近接するほかの3つの変圧器でも地震によって油が漏えい。これらで火災が発生していれば、3号機変圧器と同様、自力消火できない事態に陥っていたとみられる。
2007年08月09日



10、西山で都市ガス復旧直後出火  新潟日報
 8日午後8時すぎ、柏崎市西山町西山の住宅でガスコンロと換気扇を焦がす火災が発生した。柏崎市消防本部によると、住宅は中越沖地震による都市ガスの復旧工事が終わったばかりで、住人立ち会いでガス栓を開く作業の直後に出火した。
 屋内配管からのガス漏れなどは確認されなかったが、柏崎市はガス復旧後の取り扱いについて注意を呼び掛けている。
2007年08月08日



11、被災地でNPOがマッサージ 新潟日報
中越沖地震で被災生活を続ける人たちの疲れを和らげようと8日、柏崎市椎谷の避難所、椎谷コミュニティセンターで鍼灸(しんきゅう)師らによる整体マッサージのサービスが行われた。長引く避難生活で体を動かす機会が少なくなった人が多く、鍼灸師らは丹念に全身をもみほぐした。


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08月10日(金)
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