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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■PSE法〈電気製品安全法〉が4月から施行される。(2)
新品のテレビや冷蔵庫が買えないから、中古で、と考えている人はたくさんいる。新潟の水害や地震で家を流され、壊された人たちは、すべての電気製品を新品にする余裕があるだろうか。新しく就職して下宿を始める社会人1年生、転勤で単身赴任するサラリーマン、新婚家庭などは中古の電気製品を必要とすることが多いはずだ。
特に深刻なのが音楽業界。古いギターなどの楽器、アンプ、シンセサイザーなどのオーディオ製品の売買が禁止されると、音楽活動そのものに影響が出てくる。古いレコードを古いプレーヤーで聴く、という楽しみも、売買できない、修理できない、となればお手上げだ。音楽業界ではようやく反対の署名運動が始まった。私も「きっこのブログ」でこのことを知って署名した。
最近は、壊れると修理代より新品を買ったほうが安い、というケースは増えている。車も、コンピューター化が進み、一箇所を修理、交換すればすむのに、ワンパッケージそっくり交換する、という無駄をやっている。しかし、再生可能な部品にして、ゴミを出さないで再利用する試みも始まっている。リサイクル運動に汗を流している人たちのことなど、まるで考えず、「もったいない運動」などといいながら、「壊れたら捨てろ」では、消費者は怒る。
ついでながら、この4月から販売禁止になるのは、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、ビデオテープレコーダー、楽器など250品目。電気ポンプ、ホットプレート、空気清浄機など101品目は08年4月から、配線器具など87品目は11年4月から施行される。
安全を確保するのが目的なら、レンタルや無償譲渡、輸出も禁止しなければおかしい。
この悪法は大げさに言えば地球環境を破壊し、無駄にエネルギーを消費させようとする犯罪行為に近いのではないのか。悪法も法は法なりというが、民主党の議員の皆さん、ニセメールなどに関わるより、どこをとってもばかげているこの悪法を止めさせるように国会で活動してください。
03月13日(月)
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