ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257811hit]

■民主:長崎知事選敗北
 有権者が求めているのは、国民生活のための徹底した政策論議だ。それがわからないようでは、参院選に向けた党勢回復にはつながるまい。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
社説1 長崎知事選敗北は鳩山政権への警鐘だ(2/23)
                      2010年2月23日  日経

21日に投開票された長崎県知事選で、民主党など与党3党が推薦した候補が大差で敗れた。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の「政治とカネ」の問題が響いたのは、明白だろう。首相や小沢氏は、鳩山政権への警鐘として選挙結果を深刻に受け止める必要がある。

 長崎県知事選では自民、公明両党が支援した前長崎県副知事が、与党3党が推薦した元農林水産省室長に9万票以上の差をつけて勝利した。同じ日の東京都町田市長選では与党3党の推薦候補が、自民、公明両党の支援を受けた候補に惨敗した。

 1月の都議会補欠選挙で、自民党候補が民主党候補を大差で破るなど、地方選で民主党系候補が苦戦する例が目立つ。閣僚らを送り込んで総力戦を展開した長崎県知事選での与党推薦候補の敗北は、潮目の変化を印象づけた。

 首相は22日午前、記者団に「やはり政治とカネの問題の影響を受けた。私どもは真摯(しんし)に受け止める必要がある」と語った。

 首相がなすべきは「政治とカネ」の問題の説明責任を尽くすことだ。政治資金規正法違反で元秘書ら3人が起訴された小沢氏について、各種世論調査で7割前後の人が幹事長辞任を求め、ほとんどの人が小沢氏の説明に納得していない。

 小沢氏がいまだに国会で説明していないのは極めて遺憾だ。党代表である首相には、小沢氏が国会招致に応じるよう促す責任がある。小沢氏が国会での説明を拒み続けるなら、党内外から幹事長辞任を求める声が強まるのは確実だろう。

 国会審議で「平成の脱税王」と批判された首相自身も、自らの偽装献金問題に関して、より丁寧に説明する必要がある。

 「政治とカネ」の問題だけではなく、米軍普天間基地の移設問題の迷走など鳩山政権の政策遂行力にも不満が募っている。政権交代への期待感はしぼみ、有権者の視線は厳しさを増している。ここでたがを締め直さないとじり貧になりかねない。

 自民党も喜んでばかりはいられない。今回の選挙結果は「敵失」に助けられた面が大きく、自民党の支持率自体が上向いているわけではないからだ。

 自民党は小沢氏の国会招致に与党が応じないことなどを理由に、22日から審議拒否戦術に転じた。だが、公明党など他の野党は審議に応じており、自民党の戦術は支持を得られまい。国会で議論すべきテーマは山積している。自民党は論戦で存在感を示した方がいい。

02月24日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る