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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ネット上の名誉棄損や中傷、警察への相談1万件超す
08年に全国の警察が摘発したサイバー犯罪(情報技術を利用する犯罪)は、前年比848件増の6321件と8年連続で過去最多を更新したことが警察庁のまとめで分かった。インターネットの掲示板などを巡る中傷や名誉棄損に関する警察への相談も1万1516件と、前年に比べ29・8%も増加した。
摘発件数で最も多かったのは、「オークション詐欺や児童買春などのネット利用」で4334件(前年比10・6%増)。次いで、不正に入手したIDやパスワードを利用してネットオークションやオンラインゲームなどに侵入する「不正アクセス事件」が1740件(同20・7%増)だった。
一方、ネット関連の相談受理件数は8万1994件で、前年比12・0%増。掲示板への悪質な書き込みに関する相談の急増ぶりが目立っている。
ネット上の書き込みを巡っては、男性タレントのブログに、殺人事件に関与したとの事実無根の書き込みを繰り返したとして警視庁が男女19人を脅迫や名誉棄損容疑で捜査するなど、不特定多数による事件も表面化している。【河嶋浩司】
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ネット暴力:匿名背景に集団化 ブログへの悪質書き込み摘発、無責任な書き込みに警鐘
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4、ネット暴力:匿名背景に集団化 ブログへの悪質書き込み摘発、無責任な書き込みに警鐘
2009年3月2日 毎日
タレント、スマイリーキクチさん(37)の日記形式のブログに悪意の書き込みをしたとして、警視庁は名誉棄損容疑などで摘発に踏み切った。事件は、匿名性を背景にしたインターネット世界の言葉の暴力のすさまじさを改めて認識させた。捜査の狙いと、摘発の意味合いを探った。【佐々木洋、長野宏美】
<死ね、犯人のくせに><てめえは何をしたと思っているんだ>−−。
キクチさんは昨年1月、ネット上にブログを開設。間もなく、キクチさんが88年に東京都足立区で起きた女子高校生コンクリート詰め殺人事件に関与したとする事実無根の書き込みが殺到した。
キクチさんの所属事務所の太田プロダクション(新宿区)によると、約10年前からネットの掲示板などで「犯人」として名前が書き込まれ、事実無根の中傷が始まった。一部書籍などに足立区出身のキクチさんを連想させる表現で、事件に関与したかのような記事が掲載されたことや、テレビの番組中で「元不良」などと冷やかされたことなどが理由だという。キクチさんは事務所のホームページなどで何度か否定したが書き込みは継続。事務所や仕事先にも嫌がらせの電話が掛かるようになり昨年8月、被害届を提出した。
中野署は接続記録などから数十人を割り出し、殺害予告を書き込んだ脅迫容疑で4日、川崎市の会社員の女(29)を書類送検。また「人殺しが何で芸人やるんだ」などと複数回書き込んだとして、大阪府高槻市の国立大職員の男(45)や千葉県松戸市の会社員の男(35)ら17〜45歳の男女18人を名誉棄損容疑で書類送検することを決めた。
同署によると、19人は自宅や職場のパソコンなどから書き込んでいた。「書き込みを真実だと思った」「事件を起こしてタレント活動するのが許せなかった」などと供述しているという。
近年はブログなどに悪意の書き込みが集中し、「炎上」や「祭り」と呼ばれる現象や、いじめの温床になることも少なくない。捜査幹部は「根拠のない無責任な書き込みに対する警鐘になれば」と異例の摘発の狙いを説明。さらに「書き込みが犯罪にあたるという意識が薄いようだ」と嘆く。
事件が明らかになった5日、キクチさんはブログなどで被害届を出した経緯を説明した上で「今後このような事件がおきない事を願っております」というコメントを出した。
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03月02日(月)
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