ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257892hit]
■ 米銀行大手シティ 不良資産29兆円
資産保証の条件によれば、シティは3060億ドルの不良資産について発生する損失の最初の290億ドルは負担。これを超える損失については政府が90%を補填する。複数の当局者によると、政府はシティの経営陣の交代は求めない。
株価急落に見舞われている米銀大手シティグループは、1000億ドル超の不良資産から今後見込まれる損失に歯止めをかけるための計画について、監督当局と週末から協議を行っていた。
米投資会社キャンビア・インベストメントのブライアン・バリッシュ社長は、「『トゥー・ビッグ・トゥー・フェイル』(規模が大き過ぎてつぶせない)とはまさにシティのことだ」と述べた。
ただ、アルパイン・ウッズ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ピーター・コバルスキ氏は「シティは一息ついたが、長期的には事態がさらに悪化し損失が膨らむ可能性はある。新興市場低迷の影響がシティのアキレス腱(けん)だ」と話した。
◇
■シティ救済共同声明
米政府は、活力ある経済成長を取り戻すために不可欠な金融市場の安定性確保に全力を尽くしている。この姿勢の下、米政府は23日、シティグループ(以下シティ)に対して政府保証、流動性、資本を一括して供与することを承諾した。
この合意の一環として、財務省およびFDICは、シティの貸借対照表に計上され続けるであろう住居用・商業用不動産およびその他の資産による3060億ドル規模の負債と証券から、著しく大きな損失が出る可能性に対する保護策を講じる。この見返りとして、シティは財務省とFDICに対して優先株を発行する。加えて、必要となれば、FRBは政府の公的資金を用いて、シティの資産になお残るリスクに対処する用意ができている。
また財務省は、配当利回り8%の優先株と引き換えに、TARPからシティに対して200億ドルを拠出する予定である。シティは強化された役員報酬の制限を受け入れ、FDICの住宅ローン改良計画を実行することになる。
以上の取引により、米政府は金融制度を強化するために必要な行動を起こし、米国納税者と米経済を保護する。
われわれは引き続き、あらゆる資源を使って金融機関の強固さを保持し、その修復および再生を促進し、リスク管理を行う。そのために以下に記した原則に基づいた取り組みを行う。(1)各世帯、各企業にとって健全な信用の流れを回復させるために行動する(2)納税者からの資金を用いる局面では、慎重な監督と報告の責務を実行する(3)金融に関する政府の関与を慎重に制限する(4)各金融機関が民間から資本調達できるように支援をする。(Bradley Keoun、Alison Vekshin)
11月25日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る