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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 米ビッグ3の動向・実体経済に深刻な影
国内各社がマツダ株の行方以上に注目しているのが、GMとクライスラーとの合併交渉の行方。両社は現在、金融危機やガソリン高で、フォード以上の経営危機にひんしている。しかし、合併が実現すれば、世界販売台数でGMに肉薄していたトヨタ自動車を再び引き離す存在になる。規模の大きさを生かしたコスト削減も可能で、日本勢にとってこちらも脅威になりうる。「弱者連合にすぎない」との見方もある一方、「再び侮れない競争相手になるかもしれない」(中堅メーカー)との声も出ている。
特に日産自動車は、クライスラーと小型車などのOEM(相手先ブランドによる受託生産)供給で提携しており、過去には仏ルノーとともにGMやクライスラーと資本提携交渉をしたことから、「日産自動車・ルノー連合も負けじと合併交渉に名乗りを上げるのでは」(関係者)との観測は強い。ただ日産首脳は11日、「これだけ市場が揺らいでいる中では良い買い物とは言えない」と現時点での買収の可能性を否定した。【宮島寛、宇都宮裕一】
◇ことば ビッグ3
米デトロイト市周辺に本社を置くゼネラル・モーターズ(GM)、フォード、クライスラーの3大自動車メーカーの総称。20世紀の世界を代表する企業で、GMは一時、いすゞ自動車、富士重工業に出資し、スズキには現在も出資。フォードがマツダを傘下に収めるなど、日本メーカーへの影響力も大きい。いずれも大型車が主力のため、近年は景気減速やガソリン高の影響で販売が落ち込み、フォード、クライスラーは世界販売台数でトヨタ自動車に抜かれた。最近は「世界でも米国でもトップ3ではない」という意味から、「デトロイト3」と呼ばれることも多い
毎日新聞 2008年10月11日 22時20分(最終更新 10月11日 23時07分)
10月11日(土)
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