ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 山口2区補選自民敗北は当然の流れ
 補選の敗因は「後期高齢者医療制度しか考えられない」(参院自民党幹部)との見方が強まっている。補選告示の15日から保険料の天引きが始まり、有権者に不信感が広がった。自民党内では「大きな方向性をいじるのは不可能」(谷垣禎一政調会長)との指摘がある一方、「制度を見直さなければ今後の選挙は戦えない」(自民党三役経験者)という声も出ている。野党は制度廃止を求めて攻勢を強める考えだ。
 政府・与党は補選の結果にかかわらず、税制改正関連法案について「30日衆院再議決の方針に変わりはない」(大島理森国対委員長)との姿勢で、道路整備財源特例法改正案も5月12日に再議決する構えだ。ただ、中堅・若手議員からは「特例法改正案の再議決は首相方針と矛盾する」という批判が再燃しかねない。
 首相は27日、町村官房長官と会談し、5月12日以降に、09年度からの道路特定財源の一般財源化方針を「閣議決定」に格上げすることを確認。28日に公明党の太田代表と会談、30日には再議決後に記者会見して、一般財源化の具体策を国民に訴える。
 首相は6月にまとめる「骨太の方針08」にも一般財源化を盛り込む考えだが、自民党内では「必要な道路は造り続ける」との声が消えない。求心力の陰りに乗じて道路族が巻き返す可能性もある。
 大型連休明けの日中首脳会談、7月の北海道洞爺湖サミットといった一連の首脳外交や、その後の内閣改造などで求心力をどこまで回復できるかが、今後の焦点となる。
 一方、民主党は補選勝利を「民意の表れ」として対決姿勢を強めている。鳩山由紀夫幹事長は27日夜、記者会見で「一日も早く解散・総選挙を行って、国民に信を問うてもらいたい。それができなければ辞めるべきだ」と求めた。
 与党による30日の衆院再議決を阻止するため、28日には首相問責決議案をいつ提出するか最終調整に入る。民主党の山岡賢次国対委員長は27日夜、5月12日の道路整備財源特例法改正案の衆院再議決も問責決議案提出の対象になりうるという見方を示した。問責決議案を5月まで温存し、ガソリン税収を10年間道路整備にあてるとする特例法改正案と、「09年度から一般財源化」とした政府・与党決定との矛盾を突く狙いがある。
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長寿医療制度に有権者反発、民主・平岡氏が当選…衆院山口2区補選
2008年4月28日 読売新聞
 福田政権初の国政選挙となった衆院山口2区補欠選挙は27日投開票され、民主党前衆院議員・平岡秀夫氏(54)(社民党推薦)が自民党新人の前内閣官房地域活性化統合事務局長・山本繁太郎氏(59)(公明党推薦)を破り、4回目の当選を果たした。
 告示日の15日に年金からの保険料天引きが始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に対する批判が選挙結果に反映したとみられ、民主党は制度を廃止する法案を近く参院に提出する方針だ。
 投票率は69・00%。前回衆院選の72・45%より3・45ポイント下がったが、補選としては比較的高かった。
 当選を決めた平岡氏は山口県岩国市の事務所で「政権与党が総力を挙げた戦いで、ここまでの結論を得られた。政権交代への一定の支持を得られたと思う。後期高齢者医療制度やガソリン税の問題など緊急性のある課題について積極的に主張していきたい」と語った。
 選挙戦で民主党は後期高齢者医療制度、暫定税率、年金記録漏れ問題を取り上げ、政府・与党を批判し、支持を広げた。無党派層に加え、候補者擁立を見送った共産党支持層や、自民党支持層の一部も平岡氏に投票したとみられる。
 一方、自民党は業界団体や企業、国会議員の後援会などの支持を固め、公明党とその支持組織の創価学会も集票に努めたが及ばなかった。
 補選は自民党衆院議員だった福田良彦・岩国市長が市長選立候補のため辞職したことに伴って行われた。
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選挙:衆院選・山口2区補選 民主勝利 「天引き」、怒り充満 暫定税率復活にも不信                 毎日新聞 2008年4月28日
 ◇「年寄りいじめだ」

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04月29日(火)
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