ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■  山田洋行・予想を遥かに超える水増し請求と支払い
 軍需専門商社「山田洋行」による防衛装備品代金の過大請求問題で、ドイツのメーカーがつくり、山田洋行が代理店として納入した弾薬など31件の取引について、このメーカー側が「(山田洋行が提出した)見積書が、自社が出した正規のものと確認できない」と防衛省に回答したことがわかった。同社はメーカーが出した見積書を改ざんする手口で過大請求しており、同省はこの31件でも不正があったかどうか確認を進めている。
 件数で過去6年間の山田洋行との取引の4分の1を占め、過大請求がかなりの範囲に及ぶ可能性が出てきた。調査を進めている防衛省は、近く途中経過を公表する方針。
 防衛省は11月から、山田洋行が代理店となった海外メーカーとの取引のうち、02年度以降の123件(総額184億円)について、山田洋行が出したメーカーの見積書の真偽をメーカーに直接確認する方法で、過大請求があったかどうか調べている。山田洋行はすでに海上自衛隊の救難飛行艇器材など2件で見積書を偽造し、過大請求したことを認めたため、取引停止処分を受けている。
 新たに過大請求の疑いが出てきたのは、ドイツのメーカー製の迫撃砲などの弾薬類や訓練器材など31件。11月末、このメーカー側が防衛省を訪れ、これらの取引について「見積書が自社が出したものかどうか調べたが、確認できない」と説明したという。同省は見積書が改ざんされた可能性があるとみて、山田洋行関係者に事情を聴き、過大請求の有無を確認する。
 山田洋行をめぐっては01年3月に契約した海自哨戒ヘリコプターの装備品「チャフ・フレア射出装置」の代金を過大請求したにもかかわらず、約1億9000万円減額して再契約し、何の処分も受けなかったことが問題になっている。製造した英国メーカーは02年2月に「山田洋行が見積書を偽造した」と説明したが、直後の同年3月、「やはり正規の見積もりだった」とするメーカーの文書が防衛庁(当時)に届いた。今回の調査でメーカー側は「そういう文書は出していない」としており、3月の文書は偽造だった疑いが強まっている。
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空自機でも3千万円過大請求 防衛省、山田洋行調査へ
2007年12月06日11時41分朝日新聞
 軍需専門商社「山田洋行」が01年、航空自衛隊の輸送機C130の装備品代金を3000万円過大に請求していたことが防衛省の調査でわかった。同時期に契約された海上自衛隊の装備品とともに過大請求が疑われていたが、防衛庁(当時)は輸送機の装備品については詳しい調査を行わなかったという。防衛省は近く山田洋行への立ち入り調査を行い、社員から事情を聴く方針。
 新たな過大請求がわかったのは、C130に装備された「チャフ・フレア射出装置」。英国メーカー「BAEシステムズ」社製で、すでに過大請求が判明している海自の哨戒ヘリコプターなどへの装備品と同じ種類。01年9月の米国同時多発テロを受けてC130がパキスタンに派遣されるのに伴い、01年度補正予算で3セットの購入が決まった。
 防衛省によると、BAE社の代理店だった山田洋行は3セットを1億9000万円とするBAE社の見積書を提出。だが、01年3月に契約された海自ヘリなどの装置24セットとともに金額が割高なためBAE社に確認したところ、「見積書に問題がある」という回答が来たという。回答の直前に山田洋行は3000万円減額した見積書を出し直し、防衛庁は02年1月、1億6000万円で契約した。
 BAE社からは同2月、「哨戒ヘリ、C130ともに見積書は偽造だった」という連絡があった。防衛庁は、C130については「契約前に自ら減額した」とし、ヘリについてのみ詳しい調査に入ったという。
 山田洋行の防衛省への納入品ではこれまでに哨戒ヘリ装備品のほか2件で過大請求が判明していた。同省は同社との取引123件について調査を進めている。
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山田洋行、新たに5件水増し…2億2400万円高く請求  
2007年12月10日23時53分 読売新聞


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