ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ノーベル平和賞、ゴア氏受賞
ゴア氏映画に科学的間違い
2007.10.12 09:27
 地球温暖化を警告したゴア前米副大統領のドキュメンタリー映画「不都合な真実」の内容が「政治的だ」などとして、英国の中等学校で上映しないように保護者が求めた訴訟で、英高等法院は10日、「大筋で正確である」として原告の訴えを退けたものの、映画には9つの「科学的な間違い」があると指摘した。
 BBC放送などによると、判決は同映画の9カ所が科学的な常識として定着していないとして、授業などで上映する際に、教師らが議論となっていることを生徒らに指摘すべきだとした。
 判決は、映画では南極やグリーンランドの氷が解けることにより、近い将来、海面が最大6メートル上昇する可能性があるとされたが、実際には「数千年以上かかる」と指摘した。(共同)


ゴア氏 米大統領姿勢転換の原動力に
2007.10.12 21:26
 【ワシントン=渡辺浩生】ゴア前米副大統領が「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」とともにノーベル平和賞を受賞したのは、地球温暖化防止への参加意識を国際的に高めることに貢献する一方で、京都議定書を離脱したブッシュ米政権を温暖化対策へと促す大きな原動力ともなったからだ。
 「行動するのは今しかない」。先月24日、気候変動に関する国連ハイレベル会合で、各国の首脳たちに熱っぽく訴えるゴア氏は、潘基文事務総長や米側代表のライス米国務長官よりも存在感をみせつけた。
 2000年の大統領選敗北後もゴア氏は「国際環境活動家」として地道な活動を続けたが、逆にブッシュ大統領は、先進国の温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書から離脱。世界の温室効果ガスの25%を排出する米国をどう温暖化防止の取り組みに復帰させるかがゴア氏の最大の目標となった。
 昨年5月公開のドキュメンタリー映画「不都合な真実」は米国内で大ヒットし、人々の意識を大きく変えた。さらに今年7月には、自ら主導して世界7大陸で24時間コンサート「ライブ・アース」を開催し、草の根レベルで一般市民に温暖化防止を啓発した。
 一方、国際的科学者集団であるIPCCは温暖化の主原因が人間行動であることを立証し、今年発表された「第4次評価報告書」では気温上昇や海面上昇など気候変動の影響を具体的に予測。国際世論を大きく動かした。
 こうした流れをブッシュ大統領も無視できず、今年1月、ブッシュ政権は一般教書演説で初めて気候変動対策に言及。2013年以降の「ポスト京都」の構築に向け、「主導権を発揮する」と言明した。排出削減の義務化には依然、消極的な立場を崩していないものの、ブッシュ大統領は京都議定書失効後の国連の新たな枠組み策定作業に積極的な姿勢を打ち出すまでに様変わりした。
 「温暖化防止のチャンピオン」。そう呼ばれるゴア氏の長年の取り組みは、温暖化をめぐる米国の政治状況を大きく変えつつある。



環境、安全保障と密接に関連 ノーベル平和賞に新潮流
2007.10.12 20:06  産経新聞
  【ロンドン=木村正人】ゴア前米副大統領と気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のノーベル平和賞受賞は、これまでの授賞理由だった「和平」「民主化」「軍縮」に加え、地球温暖化という「環境」問題も世界の安全保障にとって見逃せなくなってきたことを示した。平和賞は過去にも時代が求めるメッセージを国際社会に送ってきており、地球温暖化問題に対する国際的な取り組みを強く後押ししたといえる。
 ノーベル賞委員会は12日、両者の授賞理由の中で「気候変動が人類の手に負えなくなる前に今、行動を起こすことが必要だ」と訴えた。
 2004年にはケニア出身の女性環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんが同賞を受賞しているが、「持続的発展、民主主義、平和への貢献」が理由で、ゴア氏やIPCCのように「環境」単独での受賞は1901年に平和賞が創設されて以来、初めてのことだ。

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10月14日(日)
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