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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (33)
原発の耐震性に不安を抱く人が約9割に達することが、毎日新聞が今月4〜5日に実施した世論調査で分かった。新潟県中越沖地震による東京電力柏崎刈羽原発の被害を受け、原発の安全性に厳しい見方が増えたためとみられ、原発増設に賛成の人も16%にとどまる。国は原発の安全目標として「大事故が起きて死者が出る危険性を年100万分の1以下に抑える」との案を検討中だが、75%はより厳しい基準を求め、60%だった04年の調査より大幅に増えた。
原発の耐震性については、「非常に不安」が56%を占め、35%が「ある程度不安」と回答。「あまり不安がない」は6%だった。特に女性に不安感が強く、男性で46%だった「非常に不安」が、女性では64%に上る。一方、原発立地県とそれ以外で大きな差はなく、中越沖地震の被害は地域を問わずに大きな衝撃を与えたことを裏付けた。
エネルギー確保や地球温暖化防止のため、国は原発を増やす政策を掲げているが、「現状程度でいい」が57%と最多で、削減を求める人は23%。増設に賛成した人でも、原発の耐震性に不安を持つ人が83%に上り、不安を感じながらも「増設やむなし」と考えていることをうかがわせる。
国の安全目標案を認める人は19%で、04年調査の22%を下回った。「100万分の1より厳しい基準を」と答えた人が47%で、04年の36%から増加。「危険性がゼロでない限り運転停止を」との回答も28%で、04年の24%を上回った。【鯨岡秀紀】
毎日新聞 2007年8月11日 18時16分
5、中越沖地震:柏崎刈羽原発の揺れ、推定よりはるかに強く 毎日新聞
新潟県中越沖地震(マグニチュード=M=6.8)で柏崎刈羽原発が受けた揺れは、推定より加速度にして500〜800ガル以上強かったことが、入倉孝次郎・愛知工業大客員教授の分析で分かった。海底の地盤が揺れで破壊され、同原発の方向だけに強い地震波を出したとみられるという。原子力安全委員会の耐震プロジェクトチームの会合で明らかにした。
入倉教授は、中越沖地震による地表の揺れの記録約80件を使い、加速度の値と、観測点から断層までの距離との関係を分析した。その結果、加速度は全体では他のM6.8の地震と同程度で、断層から離れると加速度が少しずつ小さくなる関係式に従っていた。同原発は断層から約4キロで、式通りなら加速度は約700ガルのはずだった。だが実際には、同原発の地表で、1557ガルや、1259ガルという大きな加速度が記録された。
入倉教授は、周辺に、地盤どうしが固着していて動きにくい「固着域」が3カ所あり、固着がはがれた際に原発の方向に「キラーパルス」と呼ばれる強い地震波を出したと推定。こう考えると、同原発で観測された地震波の形が説明できるとしている。【高木昭午】
毎日新聞 2007年8月10日 22時07分
6、柏崎刈羽原発1号機の原子炉内点検、22日めどに開始 読売新聞
東京電力は10日、新潟県中越沖地震で被災した柏崎刈羽原子力発電所の1〜7号機の原子炉圧力容器のうち、1号機の圧力容器の内部点検を今月22日をめどに始めると発表した。
08月12日(日)
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