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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■険悪度を増す日中関係:小泉政権での修復が絶望的
「・・わが国はかつて植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。こうした歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反省と心からのおわびの気持ちを常に心に刻みつつ、わが国は第二次世界大戦後、一貫して経済大国になっても軍事大国にはならず、いかなる問題も武力によらず平和的に解決するとの立場を堅持している・・」と述べている。
こんな同じような言葉の羅列お詫びは必要がないと思う。中国・韓国の立場から見ると、「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」この時の日本の精神的な支柱が靖国神社だったのだ。ここ国会会議員が約90名・小泉首相が参拝するのだから、中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである。この参拝は中国・韓国にとっては右翼の復活―軍国主義の復活と映るのである。
何度も「反省、おわび」演説をするより、靖国神社への参拝を中止するのが最善なのである。参拝する90名の国会会議員は右翼の復活―軍国主義の復活などを考えている人は誰1人もいないと思う。米紙論評しているように「(日本の)民主的政府は近隣諸国の脅威ではない」のである。これを理解させるためには、靖国神社の参拝をやめるしかないのだ。
2005年06月13日(月) 小泉首相、靖国神社参拝を強行するか
4月25日の日々の映像「小泉首相、バンドン会議で異例の反省、おわび演説」と題する記述に中で「中国・韓国の立場から見ると、『アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた』この時の日本の精神的な支柱が靖国神社だったのだ。ここに国会議員が約90名と小泉首相が参拝するのだから、中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。質問に対して4月27日のメールで概要の説明をしてあった。今日はそのメールをそのまま引用したい。
「メールを拝見しました。来月の11日までは忙しく詳しい説明は出来ません。世界の宗教は、「参拝する対象者が誰か」が普遍的な宗教観なのです。中国では三国志に登場する諸葛孔明・関羽を祭っている地方が多くあります。宗教の原点は「根本的に尊敬する対象」なのです。孔子を尊敬する地方は孔子を祭って参拝しています。中国の宗教観からすると靖国神社に参拝することは、戦前戦争を引き起こし、東京裁判で絞首刑となった戦犯を尊敬し参拝すると映るのです。広くいえば宗教とは思想そのものなのです。戦前は靖国神社を頂点とする神道が思想の中核であったのです。・・・以下省略」
中国・韓国の普遍的な宗教観からすれば「参拝することは、参拝対象者を根本的に尊敬している」と映るのである。首相・自民国会議員はこの普遍的な宗教観を理解すべきなのであるが、このような忠言には耳を貸さないようだ。飯島勲首相秘書官は「国の指導者たる小泉(首相)が不戦の誓いで靖国神社に行くのは何らおかしくない。(今年も)多分必ずと思う」(6月11日・毎日から)と語っている。「不戦の誓いで参拝する」という言葉は、中国側の普遍的な宗教観からすると理解が届かないのである。
小泉首相の靖国神社参拝をめぐり、「日本遺族会が中国や韓国など近隣諸国への配慮を求める見解をまとめた」(6月11日・毎日から)という。首相の参拝で反日感情が高まることに対して遺族会が、参拝の自制を求めている。こんな環境の中で小泉首相は靖国神社参拝を強行するのだろうか。
2005年10月17日(月) 小泉首相の靖国神社参拝の波紋
小泉首相が今日行った靖国神社参拝に対し、中国当局、そして中国社会が激しく反発することは間違いない。なぜ、中国当局が激しく反発するのかという理由を深く理解している政治家が少ないといわねばならない。小泉首相の靖国神社参拝で日中関係は、さらに冷え込むことは必至といわねばならない。ともかく、小泉首相の参拝は、「中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」(6月13日の日々の映像から)と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。この時のメールを再度以下の通り引用した。
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01月04日(水)
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