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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■魚介類の水銀汚染 実態は未公表
 厚生労働省が6月3日、水銀が高濃度に含まれている七種類の魚(メカジキ、キンメダイなど)やクジラ類を妊婦が食べ過ぎないよう呼びかけることにした。呼びかけの内容は、魚類は1回当たりの摂取量を60〜80グラムとした場合で週2回以下、クジラ類は週1回以下に抑えるよう求めている。果たして、クジラ類を1週間に1回食べても安全と確認されているのだろうか。

 大まかに整理すると、5月8日の沿岸部に住むかに・えび、これをエサとするいか・たこにカドミウムが多い。今回の発表も食物連鎖の上位の位置するカジキやクジラに有害物質が蓄積しているのだ。クジラは基準値の30倍のメチル水銀が検出されている。

2003年09月06日(土) 化学物質と健康 (日々の映像から)
 3年ほど前は化学物質に関することを毎月のように書いた。これらに関するニュースは確実にチェックして置く必要があると思う。山梨大と国立環境研究所は動物実験でダイオキシンが長期に影響を及ぼすことを立証した。妊娠中の母親が摂取したダイオキシンが胎児の脳組織に影響を与え、成長後の性行動を不活発にする」(8月9日・共同通信)ことを確認、ボストンで開かれるダイオキシン国際会議で発表した。
 
 要約すれば、母体のダイオキシンの濃度によっては、その影響が次世代まで及ぶとの指摘なのだ。自分の体内に溜まっている化学物質の最も注意しなくてはならないのは、これから妊娠しょうとする女性たちだ。要は体内に溜まっている化学物質を妊娠前に、出来るだけ排出・排泄する必要があるのだ。     
 
 この記述をするに当たって、生活環境研究所の「化学物質と健康」のリポート「A―4・9枚」を読んだ。ホームアドレスを後記に示したので、関心のある人は読まれたら良いと思う。一読して感じたことは、可能な限り化学物資を避けること。次は体内に溜まっている化学物質をいかに体外に排出するかである。
 
 要点のみを記述すれば、@運動や入浴・低温サウナで汗として排出する。A解毒作用のあるお茶を飲んで尿として排泄する。B繊維質の食事を多く取り便と一緒に排泄するなどである。最も効果的なのは、低温サウナとのアドバイスだった。
     http://www.sei-ken.co.jo/mijika_kagaku.htm




































09月29日(水)
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