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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■児童虐待の相談処理件数過去最高
人肉を調理する・・食べる・・などという人間の行為は、最低、極限のレベルの行動である。中国の過去の歴史の中で、儒教を変形させて人肉を食べる行為が容認された時期があった。この悪しき習慣に徹底的な批判を加えたのが、中国近代の精神革命のもととなった文豪魯迅の「狂人日記」である。この本を5年ほど前に読んだが、儒教が捻じ曲げられた封建社会がいかに救い難いかを思い知った。北朝鮮は、5月15日に書いたように、社会主義、封建主義、軍国主義がごちゃ混ぜになっている。このやりきれない暗さと恐怖、そして飢餓の中に支配されている大衆があまりにも哀れだ。
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6月4日、イスラエル(シャロン首相)とパレスチナ自治政府(アッバス首相)は「2つの国家の平和的共存」を実現させる決意を宣言した。しかし、この宣言に対して、イスラエルの右派や入植者団体は強い反発と批判の声を上げている。イスラエル治安当局は、極右過激派がシャロン首相に危害を加える可能性があるとして、首相の身辺警護を強化するありさまだ。一方、パレスチナの「イスラム聖戦」は、平和的共存の宣言を酷評して武装闘争継続を宣言している。これでは、ブッシュ大統領が出席してまとめた、紛争終結宣言も砂上の楼閣のように崩れていくのだろう。これからも自爆テロと報復攻撃が避けられない。
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6月4日、旧厚生省の汚職事件の最高裁判決は出た。収賄罪に問われた元事務次官・岡光序治被告(64)の裁判で最高裁第一小法廷は、被告側の上告を棄却する決定をした。これで懲役二年の実刑と追徴金6200万円が確定した。
この人が逮捕されたのは、1977年のことであつた。ちょうど、日々の映像を書き始めた時であり、事件の記憶は鮮明に残っている。厚生省のトップが特養ホームの補助金に絡み、便宜を図った見返りに6000万円を受け取った事件であった。岡光被告は行政のトップから刑務所へ、まさに天国から地獄行きのモデルを示すことになった。なにしろ、戦後事務次官経験者が汚職事件で実刑が確定するのは初めてなのである。
報道によれば、妻ら家族は、岡光から離れたという。少々プライドの高い女性であれば被告人の妻は耐えられなかったのだろう。元「ミスター厚生省」と称された岡光被告は官僚時代の仲間と会うことはほとんどなく、高齢の母親を介護しながら2人で暮らしているという。しかし、岡光被告は間もなく収監される。この時、老いた母はどんな顔で我が子を送り出すのだろう。
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6月9日 万景峰号の新潟入港中止のことを書いた。前ページの余禄に書いたが、死者を掘り出す・・調理する・・売買する・・食べる・・など北朝鮮から伝えられる二ュースはショックな内容が多い。5月30日の朝鮮日報は次のことを伝えていた。
・ 中国は去年一年間、数万人もの脱北難民を北朝鮮へ強制送還している。
・ 五月二九日、米難民委員会は、『2003年世界難民報告書」を発表した。この中で中国から送還された数万人の脱北難民たちは収容所に収容されるか、処刑されたと伝えている。信じられないほどの過酷な環境で、なお、生き延びようとする人間がいる。これの人達の生きる権利を奪う国家権力は、まさに悪魔の存在だ。
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6月11日、米国の信頼崩壊の危機と題して少々書いた。12日に書いた携帯メール信仰も視点は同じく信頼の崩壊ある。5年ほど前、日本生命の資料を参考にして「信は万事のもと」と題するエッセィを書いた。個人或いは社会にいろんな問題が起こるが、その背景を観察すると信の崩壊である場合が多い。10日に書いた離婚28万9000組は、まさに信の崩壊である。
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06月30日(月)
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