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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■余 録
3カ月ほど前、アメリカの高官が北朝鮮を訪問した時、北朝鮮の高官が「われわれは化学も生物もある」と言ったと伝えられている。韓国国防省は昨年、北朝鮮が次の化学・生物兵器を保有しているとの報告書をまとめている。
化学兵器物質・・・神経ガスなど17種類2500トン〜5000トン
生物兵器物質・・・炭そ菌など13種類の保有
このような物質を兵器にしょうとの発想の有無が問題なのだ。今はこの生物・化学兵器より、核保有の道に進んでいることが大問題になっている。しかし、北挑戦は「脅威となるのはわれわれの核問題でなく、むしろ日本の核武装の野望だ」(22日・共同通信から)と反論している。ベーカー米大使は「日本がこうした北朝鮮からの脅威に対抗するためには、攻撃用兵器でないミサイル防衛が日本の憲法、伝統に、まさにふさわしいと思う。日本はミサイル防衛の配備をすべきだと思う」(13日・朝日から)と明言している。
政府は、北朝鮮の弾道ミサイル「ノドン」が発射されたときの迎撃、および防衛出動の体制を協議している。ノドン発射時は、まだ配備していない「新パトリオット」で撃ち落とすというものだ。日本にこのようなことを協議をさせているのが北朝鮮の存在だ。
◇ ◇ ◇ ◇
3月の中頃から「インドネシア、カナダ、シンガポール、タイ、中国、フィリピン、ベトナム、香港」(17日・共同通信から)で原因不明の肺炎が広がり始めていた。世界保健機関(WHO)は16日発表した指針は「病原体が外に出ないようにした特殊な病室での患者隔離、10日以内に患者と接触した人の検査・隔離」など厳しい感染防止策を求めていた。感染者に細菌感染に効く抗生物質を投与しても何も効果がない。よって、この病原体は、ウイルスの可能性が高いと特定を急いでいる。
この病気は、「SARS(重症急性呼吸器症候群)」と命名された。「潜伏期間は三日から七日程度で、症状の出はじめは高熱、頭痛、喉の炎症など、インフルエンザに似ていることが多い。患者は咳から、肺炎、そして息切れなどによる呼吸困難な状態へと悪化するのが典型的なパターンだ。そして、呼吸不全を起こしてしまうと死に至る」(3月18日・YAHOO・コンピュータニュースから)という症状である。まだ正確な病原体は特定されていないが、一部の専門家は新種のインフルエンザではないかと危惧している。
3月18日現在、香港は111人の感染者になったが、なんと医療関係者が55人、この内医学生が17人に達している。よって、感染した職員の多い病院の救急治療室が、1定期間の閉鎖に追い込まれている。治療に当たった医師、看護師などがこれほどの割合で感染した例は過去になかったと思う。香港政府は3月24日現在「感染者260人、死者が10人になったと発表」している。
シンガポール保健省は、3月24日現在感染者が65人(この内12人が重症)に達したことを明らかにし、「伝染病法を適用、患者らと接触し発症の可能性がある家族ら700人を25日から10日間『自宅隔離』にする」(25日・毎日から)と発表している。隔離された家族の1人でも自宅外にでると、「罰金として1回目は5000シンガポールドル(約34万円)2回目は同1万ドル(68万円)が科される」という厳しいものだ。
日本は前記した国々との交流が多い。よって、病原体か日本に入って来ることは時間の間題である。香港当局は、この感染症に関するホットラインを設置、感染予防のため、十分に休息を取るよう市民に呼びかけている。
03月31日(月)
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