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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■余 録
よって、受刑者は刑務所にいる間は、人間であることを忘れるしかないのだ。家畜であれば少々手荒な扱いであっても、屈辱的な言葉を浴びせられても怒ることはないだろう。
ともかく、無事に刑務所から出て来るには、人間を忘れて家畜になるしかないのだ。
君の言うことは少し極端ではないかと反論する人がいるだろう。しかし、日本には人権を無視する亡霊が厳然と生き残っているのだ。その亡霊の一部が刑務官に住み着いているだけのことだ。
戦前731部隊は、中国人を使って人体実験をしたと伝えられている。この時日本の軍人は、中国人を何と呼んだか!それは「丸太」であった。丸太という表現は家畜と呼ぶより一段下のように思う。
以前、ここに記述したが、従軍慰安婦を集める時に使った言葉だ。常識的には「若い女性を集めろ」となるが、実際使われた言葉は「性器を集めろ」であったのだ。集められる女性達は人間でなくてただの性器だと言うのだ。
日本は人権感覚においては、三流の国のように思う。それ故今回の刑務官の人権無視の行為は、徹底的に攻撃されなければならない。そうでなければ、人権無視の亡霊が社会のいたる所に住み着くことになる。
森山法務大臣は刑務官5人の逮捕について、次の談話を発表した。「過去に例を見ない事態が発生し、痛恨の極みと言わざるを得ない。矯正局として襟を正すべく刑事告発した。今後とも捜査に全面的に協力する。5人もの逮捕者を出したことを極めて重く受け止めており、施設の管理体制を含めた徹底調査と、再発防止を矯正局長に指示した」(11月8日朝日から)
森山法務大臣は、徹底的な調査と再発防止策を執るのであれば、外部を入れなければならないと思う。そもそも、矯正局そのものに、どの程度の人権感覚があるのかが疑問なのだ。上層部がそうであるから、下部組織が全く人権感覚のない刑務官が続出するのだ。
東京弁護士会にも、刑務所において人権を侵犯されたとしての訴えがかなり来ているようだが、前段に書いたように弁護士に取り上げるだけの時間的な余裕がないだろう。
森山法務大臣は、これら元受刑者に会って、どのような人権侵犯が日常的に行なわれているかを直接聞いてその凄まじさの概要を知るべきだ。
ともかく、刑務所と言う密室で暴力が繰り返される。公権力こそが、人権を蹂躙することは歴史が証明している。法を預かる法務省が人権擁護の戦いの対象となっているのだ。
11月30日(土)
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