ID:19743
Why Can't I Be You?
by なあぼ
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■中沢新一の東京アートダイバー ゲスト:細野晴臣
で、地図上に、青い帯状の模様があるんですが、これは、昔、海や沼地だった場所なんだそうです。そういう場所っていうのは、今でも少し低くなってるんだそうですね。そしてその周辺には、古墳や集落跡などがたくさん残っていると。これはちょっと面白い。
1枚の地図は、白金台より北、渋谷周辺や南青山、麻布、六本木など。
ああ、泉谷さんの地元の東山は、やはり高台ですね、水没してない(笑)
でも目黒川周辺はずーっと青いです。
そしてもう1枚、これは解説がなかったんだけど、なんと私の地元近くの奥沢周辺の地図でした。奥沢7丁目に、奥沢城跡という囲いが。はー、城なんてあったのか、知らなかった(笑)
そして多摩川の周囲、もっと広い範囲が青くなっていて、そのまわりにたくさんの古墳が。このへんの話も、聞きたかったな。

で、そういう子供のころからの風景が、東京オリンピックを境に、ガラッと変わってしまった。
このことで、細野さんや中沢さんの世代は、大きな傷を受けたというんですね。引き裂かれた、と。日本的なものと、西洋的なものとの間で、ということでしょうね。
中沢さんは、はっぴいえんどなんていうのは、その引き裂かれた東京の叫び声、プロテストなんじゃないか、と言ってました。
だけど、その引き裂かれて断層面ができたときの、「ザラッとしたもの」というのは、表現にとってとても大事だということも、言ってましたね。
そこをならして、なめらかにしてしまうと、つまらなくなってしまう、と。
でも今では、そういう引き裂かれてる感覚がない人がいて、しかもその引き裂かれたあっち側に普通にいられる人が出てきてる、と。名前は出しませんけど、歌手でいうと、もうこの人は黒人だよね、という人が出てきてるって。
確かに……しかもそういう人って売れるんだよなぁ。

このへんの、ザラつきって話は面白かったな。ちょっと、うまく書けなくて申し訳ないんですが。
そうそう、坂本さんの名前が出てきたんだ。中沢さんと坂本龍一さんは、温泉に行ったりするそうで。仕事だかプライベートだか知りませんが。
そういう時に、細野さんの話になって、最近細野さんとわかり合えてる気がするんだよね、と坂本さんがしみじみと話すらしくて(笑) いい話だなぁ(笑)
今日聞きに来てる人たちも、おそらく大半はYMOファンで、昔の二人の確執の話を知ってるだろうから、かなりウケてましたね。
細野さんと坂本さんは直接そういった話はしないそうで。最近坂本さんも幸宏さんもツイッターをやってますけど、細野さんは、僕はチャットもツイッターもミクシィもやらないからね。僕はつぶやかないんです、と言ってました(笑)
ちょっと前に坂本さんが、細野さんはツイッターはやらないと思う、とつぶやいてたので、余計おかしかったです。ほんとだ、と思って(笑)
中沢さんによれば、細野さんの笑いは浅草系、坂本さんは関西系入ってるそうで、そこも正反対だと。教授は吉本っぽいのか……確かに細野さんは落語好きだしね。でも声が低いから落語はできないんです、と言ってた。そこをあえてやって欲しいけどな(笑)

この先、日本人はどうなっていくのか、と考えたときに、きっと日本人に合った生き方というのがあるはずだから、それを今後問題に直面する若い人たちのためにも、探して示してあげたいと、中沢さんは言ってましたね。
そういう思いはうれしいし、心強いですよね。私はもう若くはないんですけど。だけどまだまだひよっこですから。60代以降の、元気な人たちに、ケツを叩いてもらいたいですよね(笑) そういう存在でいて欲しいっていうか。
いつまでも頼ってちゃいけないのかも知れないけど……でも頼れるうちはいいじゃないですか〜(笑) いいと思うけどなぁ。頼れる人には頼れば。

最後に、お客さんたちから質問を受けてました。
音楽業界のことなんかを話してましたね。細野さんは、僕には関係ない、みたいなことを言ってた、まあ個人でやってますからね。
好きな音楽やりたいなら、それで金を稼ごうと思わない方がいい、って。

ということで、2時間ほどの対談は終了しました。

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11月28日(土)
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