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ひぽこんコラム
by 和田
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■愚痴書きだめ
戸隠。もうちょっと頑張ってればよかったかもしれない?
と思いつつも。もうちょっと頑張ったら間違いなく倒れておったので、まぁ、いいか、と思い直す。
休んでてもいいよ、と言ってくれてたのですが、実際休んでる場所もなくて。。。。さらに、休んでて、ただ飯食らう度胸もなくて。
当てがえられていた部屋はお客さんが次々やってくる店の二階の脇っちょの部屋だったので、店のチャラ〜〜〜〜〜〜♪というBGMは始終鳴り響いてワサワサしてて、寝てもいられない。。。だからひたすらもう毎日働く働くしかなくて。。。戸隠行ったのに、山の風景をああ、きれいだと見たのは3日目の夕方だった。。。雲の合間にちらり、だった。
最後の日に、戸隠の親切な人が農園などに連れてってくれて、初めてちょっとだけ戸隠の農業生活の風景を見て、ああ、いいなぁと思ったけど、それだけやった。あと、昨日、帰りに善光寺見て、ああ、いいなぁと思っただけ。結局、そう、お店に働いていると、忙しいから、東京で働いているのと同じというか、それよりずっと大変で、見てるのは「洗い物」だけだったんだ。。。
予想通りに、厨房は暑いから、汗だくになった。1日中、洗い物を大量に朝から夕方までしてるって、昔高校生の頃にやったはずなのに、今はものすごい大変だった。山の上だから、普通よりちょっと疲れやすいのもあったかもしれない。朝も早くから蕎麦打ちが始まるから、その音で5時には起きていたし。
しかもああいう過疎地の山だから夏の臨時労働力は高校生しかいない。大人はみんな外に働きに行ってるから。
その高校生たちの仲間内だけで盛り上がる甲高い笑い声、よそ者のオバさんなんてのには返事もしたくない、思春期の残酷さよ!
皿なんてシンクに投げ入れてくるから、餓鬼ども、なぐったるか?と、その衝動を抑えるのに息がパクパクして、蕎麦ざるを表に干しに行くたびに、地面をガンガンに蹴ってた。ガキ、蹴ったり殴ったりしたら大変なことになるから。代わりに地面を蹴った。私自身がガキだから、「まぁ、子供ねぇ」なんて笑えない。殴り倒したくなる。もう1人、手伝いに来ていた、蕎麦屋の親戚のオバちゃんは強引に子供たちにオバちゃんらしい語りをぐんぐんにして、子供たちもそれに飲み込まれておったが、そこまでのオバちゃん解脱道を私は会得してないのだ。
そんな仕事がやっと終わったら終わったで、すぐに風呂に入ってのんびりテレビってわけにもいかず。なにせ住み込みだからね。忙しいおかみさんがご飯を作ってくれるのだけど、「手伝いましょうか?」と言うても、「いいわよ」と言ってくれちゃうから、じっと部屋で待ってて(強引に手伝えばよかったかもしれないが、おかみさんは仕事後、少し夕寝してたからうまいタイミングで行けなかった)、ごはんができて、それに合わせてお風呂に入れてもらえる10時ぐらいまで3時間ぐらい、待ってる。どこか散歩でも行けばいいけど、すぐに山は真っ暗になっていまうし、だいたい山だから、歩いて行ける範囲も狭くて、降りたら上がってこれなくなるから、テレビもなくてひたすらネット見てた。。。仕事する元気もおこらず。
そしていた部屋は、店の2階だから、夜になれば誰もいなくて、ひたすらに暗闇の中で、広い大広間が隣で、暗い廊下、下には厨房やら何やら広がり、なぜかときどきがたがた音がする。誰もいないのに。
とにかく怖くて怖くて、トイレに行くにもダッシュで。歯もろくに磨けなかった。店に働く娘婿さんやら、手伝いに来た親戚の女性なども、ここの2階は怖い。昼までさえ怖いとか言い出して、ああ、本当にものすごい怖い空気感に満ち満ちていた。怖いから電気とラジオ(ラジコ)つけっぱなしで寝て、あんまりほとんど寝れなかった。
それで日に日に疲れがたまり、帰りたいと、実は月曜日に早くも申し出たんだけど、そこでいったん留保された。
じゃ、もうちょっとがんばろうと、トライしたけど、やっぱり、そういうもろもろがわっとのしかかってきて、そうなるとパニック症候群になってきて心臓はバクバクで薬ばかり飲んでて頭はもうろう、ちゃんと物事も考えられなくなって逃げてくることになったのです。
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08月16日(土)
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