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ひぽこんコラム
by 和田
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■詩人の死

文字でぐちゃぐちゃ見えないかもしれないのだが、これは川内有緒嬢の新田次郎文学賞の受賞式ご招待状。。。。
行くのですが、こういうのって
1)どんな服装で行くべきか?
2)ご祝儀はいるのか?
4)お花とか出すのか?
3)どんなタイミングで帰るべきか?
などと知らないことだらけで、どうなるやら?
アワアワする。。。有緒ちゃん家族は知ってるので、その側にチ〜〜と近寄っておればいいのだろうか。
そして私はまたすっかり戸隠前と同じような状態に陥ってる。。。
そう。ボウ〜〜として。
悲しみの時代。
こんなことではいかんのだが。。。
そんなときに出逢ったパステルナークの詩に号泣。
有名であることはみにくい、
高名はなにもたかめはしない、
文書を積むな。
草稿のなかに伏せよ。
創るとは、みずからをあたえること、
叫びでも蝕でもなく。
わけもなく、
人びとの口にのぼることはむなしい。
生きることに口実はない。
とおくはなれた愛をひきよせ、歳月の
よびごえをきくまで、みずからの日々を
みちびき、そして
余白をのこせ、
紙のなかにではなく、運命のなかに。
まったき人生の章や内容の
欄外に書きこみつづけながら。
だから、無名のうちに身をかくせ。
無名のうちに一歩一歩をかくせ。
風景が霧のなかに身をかくし
どのような痕もとどめぬように。
人びとは生きた標をたどって
歩一歩おまえの道をくる。
だが、何が敗北であり、何が勝利であるか
それを見極めるのはおまえではない。
一瞬たりともお前自身であることを
おまえは避けるな、見せかけに身を縮めるな
生きること、生きてゆくこと、
生きとおすこと、それだけだ。
そうなんだ。。。。「まったき人生の章や内容の 欄外に書き込みをつづけながら」にしかすぎないんだ、どんな人生も。
それをカンペキに生きることなんて不可能であり、そしてその生がその死がいかようなものであったかなんて、本人は知ることはできなくて、生き残った者の心の中でしか、それはわからない。
人生って。。。。
ただ、生きるしかないのか。
それにしても銭がない。生きるのには、銭がいるのだ。。。
05月07日(水)
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