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ひぽこんコラム
by 和田
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 17年の住んだ中野の家の大家さんが亡くなったという電話。息子さんから。。。

 この息子も今や丸ぽちゃのお父さんだけど、私が入居した頃は高校生で、よく、いらないCDとかあげた。。。キャラキャラした細い男の子だった。

 大家さんは元々とてもいい人で、さらに17年もいれば家族みたいなもので、いつも部屋の電灯を取り替えてくれたり(私が脚立が怖くて乗れないから)、網戸をいっしょに直したり、玄関のペンキを塗りなおしたり。あっちこっちの不備をいつもすぐに直してくれて、エアコンなんて言わないのに「音がするでしょう?」とか言って、5年にいっぺんぐらいの割合で新品にしてくれた。

 玄関のペンキを塗りながら、仕事があんまりない話をしたのは、まだ一昨年ぐらいのことだ。

 そういえば、やはり一昨年ぐらい、風呂釜が壊れて迷惑かけたねって、大家さんが、すきやきをゴチってくれたりしたことあったなぁ。。。

 最後に私が出ることになったときも、申しわけなかった、もっと話を聞いてあげればと言って泣いてくれたりして、実は先月、私のいた部屋がまた空いて、和田さんは特別にと安い家賃を提示してくれたんだけど、でもそれでも今の私には高いし、色々家族の問題もあって1円でも節約したいからお断りした。本当ならそこに住みたい。

 だって、そこは私の家だから。。。

 大家さんは去年、私がここに引越した直後にガンが見つかり、手術、入院。ちょうど1年の闘病生活だったんだ。

 最後は家だったと聞いてホッとする。病院にも2度、お見舞いに行ったけど、あそこは殺風景すぎて、辛い。

 お通夜もお葬式もすぐにやらないんだな。。。水曜日。混雑してるのかな。。。最近、亡くなる人が多いって聞く。

 大家さん、お世話になりました。長い間。 ゆっくり休んでください。

 それにしても人生ってアッという間だ。色んな光景が思い出されるのに。すべて思い出の中だけのことになるんだなぁ。
03月17日(月)
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