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ひぽこんコラム
by 和田
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■ロビン・カズンズ様の偉大な軌跡
昨日、寝る前に私の永遠のフィギュアスケート王子、ロビン・カズンズの1980年レイクプラシッド・オリンピックで金メダル獲ったときのエキシビション映像をyoutubeで見つけたんだけど。。。
これです、これ。
なんと!! 昨今、フィギュア界ではバカ流行のマイコー・ジャクソンをすでに滑っている!!
さらにアンコールに応えてビリー・プレストンまで!
見てもらえると分かるけど、ジャンプとかシングル・アクセルとかなんだけど、すごい高さと流れで、本当に美しくて、今でもロビン様は私の中のナンバー1フィギュアスケーターです。たとえ大輔や真央ちゃんがいても、ロビン様は永遠なのです。
で。思ったのだけど、この当時はポップスやロックをフィギュアスケートの競技プログラムで滑るなんてありえなかった。ロビン様は本当に画期的だった。当時の中継では「初めてロックのリズムをフィギュアにとりいれました」と言われていたのを覚えてる。この年のフリーのプログラムにはロックが織り込まれていたんだ。
そしてこのエキシ。驚くのはマイコーもビリー・プレストンも黒人だってことだ。
あの頃、黒人のポピュラー音楽を白人のイギリス人がフィギュアスケートで滑るって、しかもオリンピックのエキシビションで滑るって、ものすごい冒険で、ものすごい衝撃で、ものすごいことだったんじゃないか?と今思う。
ロビン様はやっぱりスゴイ人だ。
もちろんビリー・プレストンは「5人目のビートルズ」とも呼ばれた人だから、イギリス人のロビン様からしたら英雄みたいなものだったかもしれないけど、でもでも! イギリスのロイヤルバレエ団にも合格したような、お金持ちな、ボンボンのロビン様が黒人の歌う曲に合わせて優雅に滑る。
この瞬間にフィギュア・スケートの歴史って、ググッと大きく動いたんだと思う。
伊藤みどりが女子フィギュアスケートをスポーツに変えたこともすごい意義のあることだけど、ロビン様のこの勇気ある滑りも、すごい意義のあることだと思う。
ちなみにロビン様は今はみんなやる3連続ジャンプを最初にやった人だと思う。プロになってから、確か82年ごろだったと思う。テレビで見て、なんてすごい!!と驚愕したんだ。
あ! マイコー・プログラムの終盤、このときはまだなかったはずの「スリラー」の振り付けに似た振り付けが出てくる。ロビン様、やっぱり天才としか言いようがない。
今は若手選手の振り付けなどもされておりまする。はい。
そして今もフィギュア界にはほとんど黒人選手はいない。今は日本人選手の活躍が目立つけど、基本的にフィギュア・スケートは白人の欧米人による、閉鎖的な競技なんだ。
10月07日(月)
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