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ひぽこんコラム
by 和田
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■イラク開戦5年
運動記:今日は祝日だからって、特別プログラムなんて余計なことをするサンプラザ。行ったことないストレッチ何とかいうクラスに行ったけど、人は多いし、足技ばっかりだし、なんだか楽しくない。しかもこの寒いのにエアコンつけてて、その風が直撃し、顔が痛くなってしまった。私は三叉神経痛。途中で止めてくれ、とお願いした。ろくでもない一日。そして朝青龍が負けた。愕然。あのお馬鹿ブログの琴奨菊に負けるなんて。あり得ない。今日はなんかヘンな日だったのかもしれない。いろんな意味で。
イラク開戦から今日で5年だけど、別にTVではそういうのはやらない。新聞にはあったけど。
日本はイラク戦争に参加しているのになぁ。人殺しに加担してるのに。
私たちがアハハハ笑ったり、鬱々したりしている間に赤ん坊の足がもげたり、子供の腹が爆発したり、お母さんの目玉が飛び出たり、お父さんの頭が吹っ飛んだり、お祖父ちゃんの腕がグシャッと潰れたり、お祖母ちゃんが瓦礫の下に埋まったり。
血みどろでドロドロの毎日。たくさんの音、臭い。震動。ビクビク毎日暮らすってどんななんだろう?
いきなり不条理に外人がやってきて、大切な夫が連行されてしまい泣き叫ぶ気持ちとかって、どんななんだろう?
血の臭い、肉が腐る臭い。火薬の臭い。
たくさんのホコリ。花粉や黄砂どころじゃない。舞い上がる粉塵。
そして劣化ウラン弾の永遠に消えない放射能。
バ〜ンバ〜〜ンという何か分からない音。
自分の右手や右耳とかがポンッと爆発する爆弾にやられてすっ飛んだ後を想像してみる。
血管が切れて血が噴出して、痛いより熱くて、怖くてギャアギャア泣いて。耳はないのに耳鳴りがキイイインとして、頭が張り裂けそうになる。そして自分が死んでいくことを思うと、涙が溢れて溢れて、どうして私が? どうして私が? どうして私が? どうして私が? とナットクできなくて、とたまらなく悲しくなる。
そして私は痛みとパニックと死んでいく哀しみで叫びを上げ続ける。いやあああああああああああああああああ。いやあああああああああああああああ。いやああああああああああああああああ。
涙が止まらない。
いやあああああああああああ。いやあああああああああああああ。いやああああああああああああああああ。
その隣で、私の大切な人たちも死んでいく。同じような、ひたすらの、言葉にならない叫び声をあげて、血を噴出しながら。
これ以上に悲しいことはない。憎しみとかなんて、その究極の死の場面にはない。ひたすら悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて涙があふれる。
やがて私は叫び疲れ、その声が小さくなっていく。
血は地べたを真っ赤に染めるに十分なほど流れ出し、意識が薄れる。やがて私は静かに死んでいく。
でも私が死んでも私が挙げた、いやあああああああああああという叫び声はそこにこだまし続けるんだ。その病院――瓦礫のような建物――の部屋を抜け出て、廊下を走り続ける。叫びは塊となって、いつまでもいつまでもそこにいる。それは霊とかいうような夢幻の呼び名じゃない。叫びだ。叫び。本当の叫び。それがこだまし続けるんだ。永遠に。
誰が何のためにこんなことを続けているのか?
そこで流された血以上の涙を私たちは実感してるのか? その思いを誰が受け継ぐのか?
不条理に殺されていく恐怖と絶望の涙を、誰がぬぐってくれるのか?
03月20日(木)
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