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ひぽこんコラム
by 和田
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■グッドラックららばいby平安寿子
 図書館で山のように借りてきた、平安寿子の本本本。

 その中からやっと『グッドラックららばい』に手をつけた。で、一気に、しかし、休み休み、読んだ(どっちや?→休み休み3日で読んだ)。

 とにかく凄かった。自ら「私のすべてがつまった渾身の書き下ろし」というけど、その通り。すごい、すごい本だ!

 こんな小説を書き終えたこの人の体力と気力と集中力にビバ!!! これを書く間、彼女がどんな風に生活し、どんな風に考え、どんな風に机に向かっていたのかものすごく知りたくなった。

 こんなものにずっとどっぷり浸かって、その世界を動かしていたなんて、凄すぎる!!

 小説家という人の、鬼気迫るものの真髄を感じた。その世界のグルグル渦巻く混沌の波の凄さを感じた。それはあまりに激しい。

 とにかくこれはものすごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいパワーを持った小説。なんだろ? とてつもないロック・アルバムみたいな感じ。誰の? どんな? う〜〜ん、誰だろ? 誰かは分からないけど、とにかくものすごいマスターピースだな。レッド・ツェッペリンのなんとかとか、ジャニス・ジョプリンのなんとかとか、そんな風。

 こんな小説、滅多に出会えない。平安寿子、これを書いたときに49歳。すげぇ(ハゲちんもがんばりなさい、まだ47歳だ)。

 アン・タイラーに感化されて作家になったそうだけど、この作品はアン・タイラーとは別の方向で、しかし似通ってもいて、ハゲしく、しかし人を信じたくなるようなお話。

 グッドラックららばい、そのBGM集でも作ってしまいたくなったわ。

PS:↑アメリカの男性デュオ、Two GallntsのEP『the Scenery for Farewell』がとてもよかった。やっぱりトゥー・ギャランツは素晴らしい。そして彼らの歌はグッドラックららばいにも似合うような気がした。サントラになれますわ。
06月26日(火)
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