ID:16853
ひぽこんコラム
by 和田
[829544hit]

■スクリッティ・ポリッティのインタビュー
 そろそろ今年を振り返る時ですね。
 今年はあんまり人に会わなかった。スターさんね。でも中でも面白かったのがスクリッティ・ポリッティのグリーン・ガートサイド。今も精神的に脆い彼は、インタビュー時間は写真込みで30分!なんて超〜〜短かったけど、短い間にカチッと面白いことを話してくれた。それはそのときSPA!に書いたけど、すごく短い記事だったので、そのインタビューの全文をそのままここに掲載しておきます。よかったら読んでね。グリーンは面白いオジちゃん! できたらずっともっともっと色んな話を聞きたかったなぁ〜。でも少女時代のアイドルにお会いできて、感激しました。ネコ好きというのも分かり嬉しかったり(←ミーハー)


――この新しいアルバムは自宅で一人で作ったそうですが、どんな風にして始まったのか教えてください。
グリーン:前のアルバムはヴァージンから出ていた。そのリリースをする直前に(ラフトレードの社長)ジェフ・トラヴィスがやってきて、すごくいいレコードだけど(周囲の)スタッフが全然ダメだよと言われたんだ。僕にとってジェフは人生で本当に信頼してる2人の内の1人で、彼が言うのだからと、そのアルバムがリリースされた日にマネージャーをクビにしたんだ。さらにヴァージンは人事異動で昔からいた人などもいなくなっていたので、ラフトレードに移籍することにした。その後ラフトレードの人に機材を買ってもらって、自宅に持ち込んだ。でも実は僕はまだヒップホップのレコードを作りたくて、リリースされなかった音源も山のようにある。僕の興味は依然そちらのほうにあったんだ。でもジェフ・トラヴィスは「今回は君が歌うものを作れば?」と言われて、それも信頼する彼の言うことだからと信じて、そして自宅で一人でやることになった。僕は、自分をミュージシャンとして優れているとはちっとも思わなくて、アメリカの友達にはもっともっと優れたミュージシャンがいる。でも自分の歌で自分に出来ることをやろうと決心し、こつこつとやって出来たものが新しいアルバムなんだ。

――前作の『アノミー&ボナミー』も私は好きでしたよ、前はギター・ポップミーツ・ヒップホップでしたよね。今度は前作からのギターポップの味わいを残したものなんですか?
グリーン:そう、みんなそう言ってくれるよ。前のアルバムはそのとおり、ギターポップとヒップホップの融合だったんだ。そして今度も歌詞においてはヒップホップの影響を強く受けている。たとえば1曲目は特にヒップホップの影響を受けた歌詞で、ランDMCのファースト・アルバムのタイトルが並んでいたりする。でも音楽的にはパンク・ロックが出現する前、そう、僕がパンクに目覚める前、僕が子供の頃にウェールズに育った頃に聞いた音楽の影響がでている。ビートルズやビーチボーイズやCSNみたいな、ジョン・ピールがBBCで流していたものに影響されている。

――CSNなんて意外ですね〜〜。
グリーン:当時の国営放送のラジオで、レディオ1は唯一ポップな音楽を聞ける放送局で、5歳の頃から聞いていたのはそこだけだった。僕はあんまり家庭的環境に恵まれてなくて、その頃に友達が聞いていて僕も聞くようになったんだ。(5歳で?すごい!)うん。ホワイトブレッド・ポップ、アメリカの黒人たちが揶揄する白人の加工されたポップソングを聞いていたんだ。パンクの前のことだよ。その後パンクに目覚め、さらにR&Bやヒップホップに目覚め、音楽によって人生を変えられたのは18〜19の頃だった。
(アルバムのタイトルは)確かにダブル・ミーニングで、実際に白いパンが好きで食べていて、それは身体に悪いって分かっているんだけど食べちゃう。そしてアメリカの黒人のミュージシャンたちと音楽をやっていると、「それってホワイトブレッドすぎるよ」ってちょっとイヤミな感じで言われるんだけど、それって大事な部分を抜けていて、いい栄養素があるのにそれをとっちゃったような音楽、オリジナリティがないとか、そんな音楽って言ってるんだけど、でも僕自身はそんな風に黒人から言われてもホワイトブレッドポップが好きで、いいものがそこにあると確信してるんだ。


[5]続きを読む

12月26日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る