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ひぽこんコラム
by 和田
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■さよなら歌舞伎町
この映画を貫くのは、そういう監督の人間愛みたいなものです。
ロイさんとイ・ウンウさんのカップルには、すばらしいシーンもあります。それはまた号泣ものなんで、ここには書きません。
そのほかにも、オバちゃんに徹した南果穂と時効直前の恋人ってのもいて、南果穂はラヴホテルの掃除のオバちゃんなんだけど、その掃除の仕方がすごいんだあああ。ものすごいプロの技で、おもしろいおもしろい。
南果穂のオバちゃんぶりにも惚れましたわ。
すごい人だ! 最後、彼女にスカッとさせてもらえます!!
とにかく、群像劇で、ほかにも色々な人が出てきますが、そのすべての人のキャラクターがすばらしくリアルに描けていて、本当にうんうん、とうなづく。
こんなに素晴らしい映画を見たのは久々な気がする。
そして、人間て、やっぱり、愛と欲ね。愛欲ね。と、空を見上げた和田でした。
ああ、関係ないけど、ラヴホテルの従業員室が何度も出てくるのだが、そこでのまかないの炊飯器とかね、妙にリアルでこれがまた! 韓国人留学生とか! そういう細部の描き方もいいんだよ〜〜〜。
面白いから!
ぜひ、見てね。
「さよなら歌舞伎町」です。
イケメン・ロイさんは、映画では大久保の料理店の人で、ちょっともっさり気味ですが、本物はスターのオーラがばりばりの人だそうですわ〜〜。
ps::大切なこと忘れてた。
ヘイトスピーチをガンガンやってる前をイ・ウンウさんがうつむいて通るの。それだけで、それがどんなに愚かなことかよくわかる。それから、男に体売ってる家出娘が、親にネグレクトされてきた告白をするの。それも自然でよかったなぁ。その子の結末も素敵だったし。。。
ほんと、いろんなことがてんこ盛りで、でも、てんこ盛り感なく、楽しく、面白く見せてくれる。
この監督、抱きしめたくなるよ〜〜〜〜。
すばらしいの〜〜〜。
02月19日(木)
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