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ひぽこんコラム
by 和田
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■シンディ・ローパー
「グラブ・ア・ホールド」という歌は。。。ちょっと仏教っぽい考え方なんだけど、欲しいものがあればまずそれを放つことが大切、というのをテーマにしているの。意識を放つことが大切なのよ。欲しいものは、もっていないから考えてしまうものでしょう? 意識がそこに集中しちゃう。今、手許にないから欲しい。・・・私は子供の頃に紙の船を作って川に流したことがあるの。すばらしいアーティストである友人に出会えますようにって。。。それが数十年してデヴィッド(夫)に出会えたわ。・・・子供の頃を思い出しましょうよ。子供って空想するでしょ。空想して自分にこれはあると思うと満足する。想像で楽しめる。もう1つ思い出すわ。私は子供の頃にいつも1人で劇を演じていたの。女優になって女も男もおばあさんもおじいさんも演じた。そうやって遊んでいたの。そして何十年もたって2年前にブロードウェイの舞台に立ったわ。踊って歌って演じたの。。。。。世の中に1度は願いを放ってみるのよ。それが旅して自分のところに戻ってくるわ。誰の人生にだってそれは起こる。みんなそんな瞬間があるはずだもの。
思うに、私たちって持ってないものばかりを考えて、持っていることへの感謝を忘れているわ。
この歌を作るときに、友達の夫婦と一緒にアイディアを出し合ったのだけど、そのときに思ったの。私は昨日という自分の顔を洗ったら、昨日はそこで忘れる。今日は今日という日を明日を楽しみに生きるんだって。ムッツリした顔も、さかさまにすれば笑顔になる。
このアルバムはリズムが強くて、音楽の存在がすごく大きいアルバムだから、音楽だけに耳を傾けたい人はそうしてほしいし、歌詞を聴きたい人はそれもそうしてほしいわ。私も部屋でいつも1人踊ってパーティーしているから、そうしてもらえるとうれしい。
今回はたくさんの人と組んで作ったのだけど、他の人のやり方を見たかったの。ときどきね、自分がイヤになるんです。同じことの繰り返しで。刺激がほしいなぁって思う。だから他の人のやり方を見て、私はどうやれるか、どのプロセスにふさわしいかを見たの。すごく楽しかったわ。スタジオに呼び入れてくれたりして、オープンに接してもらえてありがたかった。人選は私だけじゃなくマネージャーや周りの人に聞いたわ。私は今回、あるタイプの音楽を作りたかった。一般的なものじゃなく、お上手じゃない、もっとパーソナルで、本当の意味で人と人のつながりのある音楽作りをしたいと思ったわ。というか。いつもそう思っているのだけどね。ときどきリズムは立派だけど計算高いというか、そういう音楽に出会うけど、そうじゃないの。そしてちょっと自分の好きに、自分が会いたい人に次々会ってみた。正直、中には難しい人もいてね(笑)。でもそういう人とも1曲だけやってバイバイ〜。ハネムーンみたいなもんで、いい時期だけいっしょに過ごして終わり〜。楽しい限りだったのよ。
「LIFE」という歌はユニークな、そしてすごくパーソナルな、私のポエトリーよ。サミーと言う友人といっしょに曲作りをしたのだけど、ラッパーじゃないし、ふたりですごく苦労して、なかなか上手くできなくてヒップホップのプロデューサーの友達に聞いてみたの。そうしたら彼がマーヴィン・ゲイの古い曲からカーティス・メイフィールドやカーティス・ブロウなどいろんな曲を聞かせてくれて。。。そこからイマジネイションを膨らませて、完成させていったの。
でも歌っている人生そのものはいまだ未完成。
人生って、エレベーターの扉が開いたり閉じたり、意味なくするものよね。さらにセーターのほつれがひっかかったりして、何もかも崩れちゃったり。
人生ってなんだろう? 楽しいことも苦しいこともいろんなことが次々に起こり、極限に立たせられることばかり。でもそれこそが美しさよ。
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03月22日(火)
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