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ひぽこんコラム
by 和田
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■自費出版は人生の喜び
 さらに池袋はジュンク堂も置いてくれた。さらにトロさんの紹介で西荻の音羽館さん、親愛書店さんなども置いてくれた。またもっと後には、千駄木の、元々はbk1の安藤さんがいらした往来堂書店がかなり頑張ってくださり、置いてくださった20冊全部が売れた。「うちは病院に近いからね」と言ってたけど、小さな本屋さんでも工夫次第というか、同じ本なのに、売れたり売れなかったりするんだなぁと思った。
 往来堂さんは、本屋さんのプロというか、素晴らしい本屋としてその名を日本にとどろかせているお店だ。
 またポップアジア編集部の沢島さんの紹介で、マガジンハウス裏の新東京ブックセンターにも行った。ここのオッちゃんは面白い人で、出版界のいろんな話まで聞かせてくれた。

 そのうち、レコード会社にも押し売りに行ったりもした(笑)。みんな笑顔で買ってくれたりして、なんてありがたい。ごめんね〜〜。ありがとおお、なのだった。
 もちろん友達や周囲の人も買ってくれて、師匠も10冊くらい買ってくれた。今泉恵子さんも20冊くらい買ってくれて、ご自身のラジオのスタジオに「ご自由におとりください」とばら撒いてくれた。そんな中で大貫憲章先生が本をいたく気に入ってくださり、その後何度もラジオに呼んでくださったりもした。

 そして、買ってくださった一人、EMIの深沢さんが「青山ブックセンターに知り合い居るよ」と紹介してくれたのが、今はなくなってしまった新宿のルミネにあった青山ブックセンターの佐野店長さんで、さっそく行くと「ISBNがないと置くのは難しいから、地方小出版という取次ぎさんを紹介してあげるから」と言われた。本はそういう問屋さんをみんな通していて、ISBNというコードが大切なんだ。(青山ブックセンターではもちろん大々的にとりあげてくださった)

 そこで、帰ってくると、すぐにその地方小出版の社長の川上さんに手紙を書いてFAXした。忙しい人だからFAXしろ、といわれたのだ。するとすぐに返事が来て、取り扱ってくれることになり、またすぐ会社に行くと、本に挟む伝票に押すゴム印を作ったり、本屋さんにばら撒くチラシ兼申込書を作らなくちゃダメということになり、それも印刷屋さんやゴム印屋さんにお願いしてすぐに作り、本にそれを挟み込んだりして、納品。これで、全国の書店さんに地方小から送ってもらえることになった。この取引は今も細々続いている。

 そんな風にして、千冊だけ作った本の多くが売れた。まだ少し残っているけど、自分の手、誰かの手、たくさんの人の協力で自分の本を売ることが出来た。

 さらに去年はそれを文庫にしてもらえて、もっとたくさんの人に届けられて、今年はそれが翻訳されて韓国でも出ることになった。ヨン様も読むかも?(笑)

 自費出版は楽しい。本を作ることは夢のようだ。でもただ作るのじゃなくて、それを自分で売るのはもっと楽しい。何度も泣きながら、そのたびにハゲちんの「ファインド・ザ・リヴァー」を聴きながら耐えて、本当に〜〜〜〜大変だけど、そこで出会った人たちはみんな私にとって宝物だ。この経験は人生最高の出来事だったと胸を張って言える。

 自費出版すること、本を作る、本を売ること、その楽しさはやった人じゃないと分からない。人生の喜びだ。

 今年もまた本が作りたい。作る喜びをまた味わいたい。ま、自費出版じゃないのがいいけど(爆)。 
 
 

 

01月07日(月)
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