ID:1657
東京の片隅から
by はる
[150335hit]

■ヨシタケシンスケ展
世田谷文学館でヨシタケシンスケ展。
大人気の絵本作家というかイラストレーターの人の展覧会。
展示のボリュームがものすごい。膨大なメモの一部ですら壁一面埋め尽くす。私物なども並べてあって、ご本人の好きなものと作品として消化されたものの繋がりに納得感。
そしてうっすら感じていたが、やはり筑波出身の人であった。さすがツクバ、明和電機と同じ匂いを感じる(笑)。学生時代の作品の展示もあったが、学生時代と今とで作風は同じで、一貫した「何か」を感じる。毒もその頃からある。映像もあったが、これを見てニヤニヤする人はだいたい明和電機が好きなんだろうな・・・と思う。
しかし高校から美術部に入って筑波ってひょっとしてものすごく優秀なのでは。
絵本のコンセプトの打ち合わせメモを見ても、理詰めで考えていそうで、芸術家と言うよりも職人っぽい。
あと今回わかったのは、原画が小さい。なんならできあがった絵本より原画が小さい。(普通は逆)そして色塗りはデザイナーさんに丸投げ。ご本人の着彩したものもあったが、何というか普通で、丸投げした結果のあのコントラストの強いベタ塗りの方が、本人の絵の「良さ」と「毒」がよく出ていると思う。

物販は長蛇の列。ついいろいろ欲しくなるんだよなぁ。
「渡すつもりだったプリント入れ」なるクリアホルダーを買う。気が付くとレジに並んでいる人がみんな持っている。そりゃ買うよね親なら。ご年配のご婦人が「全員分買わなきゃ」と5枚くらい持って並んでいたので、お孫さんにでも配るのだろう。
05月22日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る