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東京の片隅から
by はる
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■酒は飲んでも飲まれるな
しかるに、今回の民生のアラバキでの問題は、飲酒後にステージに上がることの是非ではない。
へべれけでろくに歌えなくても、それが彼のワンマンライヴやフェスでも彼の持ち時間の中であればとやかく言うべきではない。
問題は、あの場がフェスの企画コーナーで、ホストバンドの25周年記念という晴れ舞台であったこと、彼はゲストであったこと、飲めない弾けないほどに泥酔していたこと。
これが忌野清志郎(もう亡くなってるけど)とか井上陽水とか目上のミュージシャンがホストであったらここまで酔っていないだろう。
ホスト役の彼の性格からすると、酔っていても自分のパートを弾けて歌えていたなら問題視しなかっただろう。突然ステージに呼んだわけでもないだろうし、リハーサルをやっていた上でできなかったということは、これまでも付き合いがあったホストバンドの顔を軽んじていると見られても仕方ないし、あの場を企画したイベンターの顔も潰したことになってしまう。あれでは次からは企画コーナーには呼べない。
なぜツイッターに書いたか、というのは彼のファンだけでなく音楽ファンに向けての問題提起だと思う。
ミュージシャンは愛玩動物ではない。信者がちやほやして甘やかした結果ダメになっていくなら、その原因はファンにもある。ダメなことはダメと言えるファンになって欲しい、という考えなのではないか、と推測している。そのあたり、やはり彼は「クリエイターの息子」なのだな。素行は作品とは別、成果(作品)は形にする、その向こうにはクライアントの評価がある。それをあの親御さんの傍らで肌で感じていたのだろう、と思う。
ツイッターなどで追うと、指摘に反発しているファンも多いが、このところのワンマンでの飲酒演奏について疑念をもっていたファンもいるらしく、今回問題となったことで少し変わるのかな、と思う。実のところ、推しにはずっと元気でいい曲作って歌っていて欲しいわけですよ。
05月05日(木)
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