ID:1657
東京の片隅から
by はる
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■ロックじゃないロッキング・オン
小山田問題でロッキング・オン社側のコメントがやっと出た。
しかし逃げの一言。
昔は雑誌は必ずしも本当のことを書かないというのが大前提で、エンターテインメントとして面白おかしく書かれていて、読者側もそこら辺を踏まえていい加減に読んでいたんだと思うんだけど、今はそういう時代じゃない。
その時代の変化に気づけないのは、もうロッキング・オン社が「転がる石」じゃなくなっているということだ。
実際雑誌を始めた頃はロック雑誌を読む層なんてマイナー中のマイナーだったから、もともと同人誌的な気分だったんだろう。いつのまにかマイノリティじゃなくなっていたのにまだ勘違いしていたんだろうな。
ロッキング・オン・ジャパンの、特に山崎編集長時代って、ボーイズクラブ的というかミサンドリー風味というか、とにかくひねくれてる非主流派の俺たち格好いい的な内輪受け感の強い雑誌だったことを思い出した。
映画秘宝と同じだ。好きなアーティストが乗っていたから時々読んでいたけど、あの空気は違和感を感じるときがあった。
ひねくれているからこそマイナーなバンドを取り上げたりユニークなインタビューがあったりもしたんだけど、下ネタ連発だったり「特に仲がいい人」の場合に「閉じている」感じになっているときがあって、当時からこんな同人誌の対談みたいな記事でいいのか?とも思った。
山崎編集長の後鹿野兵庫と続いたけど、結局山崎に戻ってる。同じ人が編集トップにいるのはもう老害なんだろうと思う。ここでちゃんと自己反省できないというのは、結局次に誰かが炎上したときもかばわないってことだ。本当か嘘かわからない「昔はワルだった」ネタを2万字インタビューに書かれている人ってたくさんいるよね。電気グルーヴのときもだんまりだったし、次の火種は誰だろうなぁ。
07月19日(月)
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