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I am laughing everyday.
by 与茶 春壱
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■春、君に詠う旅立ちのうた
母犬の元で一夜を過ごした愛犬むさしを、
本日、埋葬して参りました。
我が家の墓の近くへ。
祖父が昨日棺を作り、朝には穴まで掘ってくれており、
雪が止んだのを見計らって13時、埋葬の運びとなりました。
とても心は落ち着いていて、
晴れた気分、というのはいささかおかしい感じもするけれど、でも暗くてどんよりしたものは何も抱かずに、手を合わせられました。
「旅立ち」だ。
この喪失感は、「旅立ち」なんだ。
確かに「ここ」にはいないのだけれど、何一つ消えてはいない、そんな感覚。
これを、私は「旅立ち」と呼びたい。
何も失ってはいない、そう思うと昨日思ったように強くなれる気がして、
お絵描きブログにも書きましたが
夜勤の間、ふと手持ち無沙汰になった時間に、絵を描きました。
それと、久しぶりに短歌など詠んでみたりして。
相変わらず拙くて単純な言葉遊びみたいな歌ですが、折角なので書き留めておきます。
春、君に詠う旅立ちのうた 雑詠5首
器抱き零れ流るる雫のその透明なこと透明なこと
傍らの骸とねむる母犬のやせた背中に涙が落ちる
君は居ぬされど世界と時計は回る チクタクグルリ がんばろう
桜の伝説が本当でも君が源なら うん こわくない
ここにいる頭ン中や胸ン中ずっときみはぼくのたからもの
やっぱり読み返すと拙いなー恥ずかしいなーという気持ちがこみ上げてくるのだけれど!
うん、でも、残しておこう。
03月07日(金)
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