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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆『アナニアシヴィリの白鳥の湖』 アナニアシヴィリ、ウヴァーロフ、フィーリン、クレフツォフ、ペトローワ、パーリシナ他 (04/03/08up)

東京文化会館 14:00〜

芸術監督:アレクセイ・ファジェーチェフ
指揮&ヴァイオリン:セルゲイ・スタドレル
(演奏:東京ニューシティ管弦楽団)


お久しぶりのニーナ・アナニアシヴィリのグループ公演。以前はパ・ド・ドゥ部分が多い、お祭りガラのような公演でしたが、今回は作品そのものを見てもらうという趣旨に、移行してきたような気がします。
3つの作品それぞれ雰囲気が違い、なかなか楽しいひとときでした。
でも最後まで観て、やっぱりニーナはクラシカルな作品で、より輝くような印象は変りませんでしたが...。

今回は、当初予定されていた、マリインスキー・バレエのイルマ・ニオラーゼの代わりに、彼女と同じ故郷グルジアのダンサー、ラリ・カンデラキを起用。(ニーナは、ニオラーゼといい、カンデラキといい、同郷で頑張っているダンサーを大切に思っているんですね)

指揮者も、体調不良の為、来日出来なくなってしまったソトニコフさんの代わりに、セルゲイ・スタドレフさんが務められました。
この方はヴァイオリン・ソロも同時に演奏され、彼のおかげでかなり個性にとんだバレエ公演になりましたね。

スタドレルさんは、ヴァイオリニストとして、驚くほど数々の賞を獲得されている実力者のようで、例を挙げるとプラハ国際、ロン=ティボー、チャイコフスキー・コンクールなどで優勝&金メダル、その後ペテルブルグやモスクワでオペラやバレエの音楽監督や指揮者を務めていらっしゃるそうです。
検索してみたら、過去にモスクワ放送響でファドセーエフ指揮のもと、チャイコのコンチェルト演奏の為に来日していたり、ソリストとして活躍なさっていたようですね。

ニーナの公演では指揮をしながら、ソロ・ヴァイオリンが入る箇所で、いきなり客席の方を向き演奏開始。ソロが終わるとまたオケの方に向きなおす、という特殊なやり方をされていました。
私は正面の席ではなかったですが、舞台に近かったので、彼の派手に動く演奏姿が目に入り、神経がそちらに行ってしまうこともしばしば...。 
指揮者近くの観客は、あの大きなお姿と激しい動き、それに迫力ある演奏で、一時はバレエより彼が気になったのではないかしら。

日頃のバレエ公演で聴くような、踊りの伴奏演奏というより、音量的にもフレーズひとつ取っても大変個性的で、私は面白かったのですが、観客は意見の分かれるところかもしれません。



 ◆『グリーン』

音楽:ヴィヴァルディ (オケ演奏 30分)
振付:スタントン・ウェルチ

ニーナ・アナニアシヴィリ
セルゲイ・フィーリン
ドミトリー・ベロゴロフツェフ
コール・ド・バレエ

この作品はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲に触発された、現在ヒューストンバレエに芸術監督で振付家のウェルチが、ニーナ、フィーリン、ベロゴロフツェフ&モスクワ・ダンス・シアターの為に創作した作品との事です。
事前にチラシ等のイメージでは、緑のロマンティック・チュチュ型の衣装を着た群舞が幻想的に写っており、ゆったりとした柔らかな印象の作品かなと思っておりましたが、実際には、快活でテクニカルな男性群舞や、早めのバロック音楽にのった鮮やかなステップ部分も多いものでした。
きちんと覚えてはいませんが、男女各8人の群舞が登場する場面は明るめの曲調。ニーナとベロゴロフツェフ、またはニーナとフィーリンによるパ・ド・ドゥ場面はしっとりとした雰囲気で、たっぷり魅せてくれます。

素敵だったのは、何といってもフィーリン。 ステップの正確さ、全てにおいてフォームが美しくて崩れのない踊り。彼は、私の中では見るたび印象が良くなっていきます。
それに、どのようなスタイルの踊りでも、幅広く自分のモノにしする能力のある方ですね。
以前より髪が長くフワッとさせていて、いっそう麗しかったです。

ニーナはこのようなシンフォニック・バレエ作品では、悪くはないんだけれど、他を圧倒するすごさは、それほど感じられなかったかな。
それでも踊りの大きさは、彼女ならではですし、本人のもつパーソナリティーが舞台を彩っていました。

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02月28日(土)
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