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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆ 『寿初春大歌舞伎』 團十郎、玉三郎、勘九郎、菊五郎、幸四郎、松録、新之助、魁春、菊之助 (04/01/21up)

『寿初春大歌舞伎』(昼の部)が私の今年最初のカンゲキになりました。

歌舞伎座脇の「歌舞伎茶屋」でお弁当を買いギリギリで入場。(こちらのお弁当は本当に美味しい!)
毎年一月の初日(2日)には小泉首相も訪れているようで、今年も昼の部をご覧になったそうです。
私の見た6日は『木遣り始め』ということで、特別に入口ロビーで纏(まとい)を使った木遣りのパフォーマンスが休憩時間になされていました。これは多分毎年行われているみたいです。(来月は豆まきかしら?)


1月の筋書き(プログラムパンフ)には去年一年間の演目や行事が書かれているので、読んでいて面白いですね。

去年六月には“訪ロシア歌舞伎公演”があったようで、雁冶郎さんが「松竹大歌舞伎・近松座」をモスクワとペテルブルグにもっていき『曽根崎心中』を上演したらしいです。
ちょうどその頃のペテルブルグは「建都300周年記念行事」の真最中。
たしかダンサーのルジマートフ氏も、その歌舞伎公演を見にいき、良かったと褒めていたのを何かで読んだような気がします。

今年も歌舞伎の海外公演があるようで、新之助さんは「海老蔵襲名披露パリ公演」を。勘九郎さんもニューヨークで「平成中村座」を建て『夏祭浪花鑑』を上演するというニュースを見ました。
海外に日本の誇れる文化を広めてくださるのは何だか嬉しいです。

では今回の内容について。




『義経千本桜 鳥居前』
(松録、友右衛門、萬次郎、團蔵、他)

幕が開くと鮮やかな色彩が目に飛び込み、晴れやかな気持ちになります。
きちんとした様式美を表すような演目は、解説や話の筋を読まないとなかなか難しい。(読んでも難しいけれど) 
私には久しぶりの松録さん。御本人が好きだとおっしゃる荒事の派手な役を若々しく演じていました。

狐忠信(松録)はなかなか登場せず、中盤で待ちに待ってやっと現れました。
松録さんは、以前より見た目にもふっくらとされ、醸し出す雰囲気に貫禄がついた感じ。
声の張りも申し分なく、最後にここぞとばかり見せる狐六方では大拍手を受け、観客は新春らしく清々しい元気な出し物に満足していたようです。


『高 坏』(たかつき)
(勘九郎、新之助、弥十郎、亀蔵)

大名某(弥十郎)と太郎冠者(亀蔵)と共に次郎冠者(勘九郎)は嵯峨へ花見に出かけます。
主である大名は景色の良いところで酒宴を催そうと、次郎冠者に盃を用意させますが、地面にそのまま盃を置くので、その不心得を叱り、直ぐに高坏(足付きの坏を置く台)を買いに行くように命じます。

使いに出たものの、「高坏」が何であるか解らない次郎冠者は「高坏買いましょう」と言いながら歩いていると、「高足(高下駄)売りましょう」と高足売り(新之助)がやって来て両者との面白いやり取りが始まります。

商売上手な高足売りは高下駄を出して、“これが高坏というものだ”と次郎冠者をからかう。大名の酒を下駄の上に乗せ、調子よく酒をどんどん勧めると、しだいに酔っ払った次郎冠者は寝てしまいます。
そして次郎冠者が寝ている間に、高足売りは舞を一踊りし、「うまくいったぞ」とご機嫌で去っていきます。

その後、大名は戻って来ますが、高坏を買いにやらせたのに、大名の酒をすっかり飲み干し酔っ払っている次郎冠者。
「高坏はどうした」と様子を見た大名が尋ねると、次郎冠者は高下駄に盃を乗せ、大名に差し出します。大名はふざけてからかわれたと思って怒りますが、あくまで高下駄を高坏と言い張る次郎冠者。
やがて、酔っ払いながら下駄を履いてタップを踏むクライマックスへ...。


短い作品でしたが、狂言風な創作長唄舞踊劇で解りやすくて楽しい作品でした。
軽妙で明るい雰囲気でしたのでお正月にピッタリ。
なかなか見ることが出来ない「下駄のタップダンス」を勘九郎さんが、どのように洒落っ気たっぷりに踊ってくれるか期待してました。
お父様の勘三郎さんが、十年間途絶えていたこの演目を復活上演して、以後当たり役としていた至芸。勘九郎さんも思い入れのある出し物のようです。


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01月06日(火)
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