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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆ スペイン国立バレエ団【Bプロ】 『ムヘーレス』『エントレベラオ』『ボレロ』他O・ヒメネス、F・ベラスコ… (03/10/6up)

19:00開演、Bunkamuraオーチャードホール、

当日引き換えのチケットで、急遽観に行った公演。
席番号を見たら、最前列だったで、案の定サパテアードを打ち付ける足先が見づらかったのは残念でしたが、飛び散る汗か水?(男性は初めから髪の毛がビショビショだった)がライトに当たったときの輝きとか、熱気、リアルなパルマの音、迫力に満ちたダンサー達を間近で観ることが出来、臨場感を味わいました。

このバレエ団は今年で創設25周年とのことで、意外に新しかったと驚いたのですが、日本にもかなり頻繁に来日して公演を行っていますね。
私は、95年の来日公演の時、初めて足を運び、今回観るのはそれ以来ということになります。
重たい内容の『メデア』とか、お馴染みの『ボレロ』を見たはずでしたが、記憶は所々といった感じです。

ところで、私はいつも公演プログラムはなるべく購入するようにしておりますが、このバレエ団のパンフ写真は、驚くほど“濃い”面々のオンパレードでした。
ダンサーのプロフィール写真のポーズといい、力の入った表情の“その気ぶり”は圧巻!
皆こちらをにらんでる…(笑)

会場の雰囲気は熱気に満ち、観客の年齢層はとても幅広かったです。
毎回楽しみにしてらっしゃる方も、新作が多いので興味深くご覧になれるのではないでしょうか。


◆『ムヘーレス』 Mujeres 〔日本初演〕
ダンサー: ペネロペ・サンチェス、 サラ・アルコン、 クリスティーナ・ゴメス、 エスメラルダ・グティエレス、 タマラ・ロペス、 アンパロ・ルイス

「ムヘーレス」とは女性たちという意味だといいます。
“女性”の感受性や強靭さetc…それらに着想を得てエルビラ・アンドレスが創作したものです。
6人の女性ダンサーによる現代的な作品に仕上がっていました。
衣装はグレーのシンプルなもので、それぞれ微妙に形が違っていすが、全員女性の身体のラインを描いたようなデザインは共通しています。

ピアノ等の繊細な音にのせ、民族的な踊りではなく、バレエに近い動きを多く使った、意欲的な作品でした。 
はじめはまるで、青い炎が立ち上るような雰囲気。
目に映るのは、音の“間”を意識した静かな世界ですが、実は大変な情熱と揺るぎのない意思の強さを感じました。
リズムを刻むというより、やはり“音と音の間”が際立つ作品ですので、カスタネットを打つ時も完璧な正確さを要求されるように思います。 

モダン・バレエを観たときのような集中力を、自分でも感じる作品。
全体的には段々と盛り上がって面白かったです。 
ダンサーたちの表情も踊りの一部だなぁと感じました。


◆『エントレベラオ』(ファルーカ) Entreverao (Farruca) 〔日本初演〕
ダンサー: オスカル・ヒメネス

いやもう、この踊りを観る事ができたというだけで、この公演に足を運んだ甲斐があったというほど、素晴らしい踊りを堪能できました。
男性ソロの作品ですが、この踊りを踊ったオスカル・ヒメネス氏の力量とパーソナリティに観客がのみこまれたという感じです。

強烈なサパテアードの細かなリズム、目を瞠るほどキレのよいブエルタ(ターン)、そういった技術もさることながら、哀愁を秘めたような彼の醸し出す雰囲気が独特で、激しい踊りの中で、苦悩、孤独、情熱、思いの全てを爆発させ、観る者を彼の世界に引き込んでしまいます。
雰囲気がスペインのルジマートフという感じかな。
兎に角、上手とかそういうレベルの踊りではなく、観客はさらけ出された心の内を見てしまった感覚に陥るというか、凄まじい熱情や苦しみを、踊りという表現を通してズンズン伝わってくるというか、本当に見事でした。

ヒメネス氏は、95年来日公演のパンフレットを見ると、そのときはファースト・ソリストをされていて、今回はプリンシパルとして踊られています。 ですがこの間、このバレエ団を離れていたり、再び再入団されていたりと様々な舞踊団で経験を高めていたようですので、より深みや味わいが増したのではないでしょうか。

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09月26日(金)
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