ID:1624
カンゲキ★日記
by Ruby
[95489hit]
■◆レニングラード国立バレエ『ドン・キホーテ』レドフスカヤ、ルジマトフ、ジュド、シェスタコワ、シヴァコフ、他
キトリ/ドルシネア: ナタリア・レドフスカヤ、
バジル: ファルフ・ルジマトフ、
ドン・キホーテ: シャルル・ジュド、
サンチョ・パンサ: デニス・トルマチョフ、
ガマーシュ: アレクセイ・マラーホフ、
エスパーダ: ミハイル・シヴァコフ、
大道の踊り子: アリョーナ・ヴィヂェニナ、
メルセデス: オリガ・ポリョフコ、
森の女王: オクサーナ・シェスタコワ、
花売り: タチアナ・ミリツェワ&アナスタシア・ロマチェンコワ、
キューピット: タチアナ・クレンコワ、
ファンダンゴ: アンナ・ノヴォショーロワ&ヴィタリー・リャブコフ、
ジプシー: エレーナ・モストヴァヤ&アンドレイ・クリギン、
ヴァリエーション(3幕):スヴェトラーナ・ギリョワ&イリーナ・コシェレワ、
レドフスカヤ=キトリということで、以前観た彼女の素晴らしい公演を思い出し、楽しみ倍増で出かけました。それに、明るくはじけたルジマトフの『ドン・キ』、実は大好きなんです。
レニングラード・ダンサー達も、皆全力で盛り上げてくれましたし、ハッピーな気分になる公演でしたね。
それにしても配役のメンバーは、主役張っているソリスト達が各要所に配されていて、質の高い舞台を提供してくれました。それに、若手が沢山育っていることを今回特に感じましたし、今後もさらに期待できる公演を上演し続けてくれることでしょう。
【プロローグ】
おぉ、いきなりジュド様のドン・キホーテ姿に衝撃を受けてしまいました。
あの老けメークと鬘で、とても先日見た素敵なジュド様とは思えないお姿。なぜこの役を引き受けたのか、正直“謎”な部分もありますが、折角舞台に立ってくださるのですから、ありがたく拝見しましょう。
サンチョ・パンサ役のトルマチョフも小柄でいい味出しています。表情がとても良いし、何だか和む…。そういえば、前回のレニグラ『ドン・キ』もこの役を演じていらっしゃいましたが、今回の方が全幕とおして印象に残りました。
【第1幕】(バルセロナの広場)
プロローグの暗い場面から、この第1幕のいきなり明るい町の広場への場面転換は、雰囲気もガラリと変わって、ワクワクしますね。庶民の生活感あふれる港町(後ろに船が停泊している)といった感じの美術で、色々な人々が登場し、元気のいい踊りが展開されてゆきます。
この幕は群舞・音楽とも明るく、舞台に立っている全員が楽しそうに演じていて、観ていて気分が高揚してきます。
さて元気よく登場したキトリ役のレドフスカヤですが、いきなり軽やかなジュテの小気味良い事!! シャキッとしていながら、しっとり感、優美さ、品を兼ね備え、いたずらっぽい表情も出せる、本当に感じの良いキトリ。
踊りもしなやかで、何気なく難しいことをサラッとやってしまう。
それに、例えばジャンプするにしても、回るにしても、さぁ次この動きをするぞという準備や気合が顔に出ることが無く、するすると見事につながった踊りになっています。
上手なダンサーですが、みせびらかしたところがなくて、客が驚く暇も与えない、本当にバレエダンサーとしての美徳を兼ね備えた方だなとつくづく感じます。
特に華やかというわけではないのですが、年々見惚れる踊りと演技を見せてくれて、私もどんどんファンになってしまいました。
それにルジマトフとの相性もとても合っていて、彼女が少しお姉さんっぽい雰囲気でルジマトフをガッチリと受け止められる感じ。
すると、ルジマトフの方もどんどん弾けて、若々しくエンジン全開モードで、観客をグイグイと引き込んでいきます。
ルジマトフですが、今回も魅力がさく裂してましたね。とにかく表情豊かでとってもチャーミング、そして色気のあるバジル。
実は私、彼のこういったメチャメチャ陽性バジルの方が、『ジゼル』のメランコリックなアルブレヒトより好きなんですよね。彼の演じるソロルとかオテロなどの苦悩系ばかり見ていた人は、あまりにも違う演技なのでビックリするのでは…。
[5]続きを読む
07月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る