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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆K-BALLET COMPANY 『白鳥の湖』(全4幕) 熊川哲也、デュランテ、ペレーゴ、キャシディ、他
《演出・再振付: 熊川哲也》
オデット: ヴィヴィアナ・デュランテ、
オディール: モニカ・ペレーゴ、
ジークフリード王子: 熊川哲也、
ロットバルト: スチュワート・キャシディ、
家庭教師: サイモン・ライス、
ベンノ(王子の友人): ジャスティン・マイスナー、
王子の友人達(パ・ド・トロワ):松岡梨絵、榊原有佳子、ヒューバット・エッソー、
〔舞台装置・衣装: ヨランダ・ソナベント、レズリー・トラヴァーズ〕
去年上演された大作『眠りの森の美女』の次にK−Balletが選んだ作品は『白鳥の湖』でした。
ポピュラーで誰でも知っているこの名作を、熊川版ではどのように仕上げたのか興味深く拝見しました。
何しろ、見てみない事には美術や演出も予備知識が無かったので、とにかくニュープロダクションは全てにおいて楽しみです。
会場の雰囲気は、他のバレエを観に来るときよりもワサワサとした感じで、皆本当に華やいでいました。
女性がとても多いので、化粧室行列もズラリ。もっとも、休憩は1度きりなので集中してましたが…。
《*熊川版は(1&2幕)休憩(3&4幕)という進行》
全体の印象というと、まずソナベント氏による舞台美術と衣装に目がいき、それと音楽が、かなり編曲されていたのが、あれっと思いました。曲の登場配置を変えるというより、フレーズを繰り返したり、短くしたりと...。
その部分も含め、熊川氏はストーリーの解りやすさに徹した演出を心がけているようでした。
さらに、つくづく思ったのは、進行・演出はブルメイステル版(この版好きです)を意識しながらも終始ロイヤル風でしたね。(当たり前か.)
また、全編あまり悲劇的で重い雰囲気ではなく、『白鳥〜』を観た時に感じる切なさよりも、別の作品を観た時のような爽快さが残りました。
振付も見ごたえあるようにつくられていたようです。
【序章】
悲劇の予感をさせる前奏曲が流れだすと、舞台中央の紗幕を使い、オデットが悪魔ロットバルトにより「白鳥」の姿に変えられてしまうところが丁寧に描かれていました。悪魔に捕まり、くるっと回転したら、すぐ白鳥に。
【第1幕】と美術
まず美術。各パーツ金色のフレームが針金細工のように天井、左右に配されて、これは近代西洋風に見え、かなり目立っていました。
それに和紙で作った花ような飾りが付けられていたり、他にも色々細かく手がこんだ装飾が付いていました。
しかし踊る場所が無くなる程大きな装置は無くその辺は考慮されていましたね。
後の2幕では、ごちゃごちゃ飾り立てておらず、抑えた透明感のある色調で神秘的な背景でした。
しかし、ヨランダ・ソナベント女史のこの美術装置、全編に言えますが、御自分がかつてロイヤルバレエのダウエル版『白鳥〜』で使ったテイストとほとんど変わり無い様に見えます。(彼女の個性でしょうけれど)ロイヤルの『白鳥』を観た人は、そっくりと感じるのではないでしょうか。
でも“あれ”より、明るく、さっぱりとしてグロテクスさは抑えられています。
パンフによると熊川氏は、賛否のあった、かつてのロイヤルの『白鳥』美術が大好きだそうですので、そのテイストを生かしたのでしょうね。
私は、アートとしては良いと思いますが、この物語世界を描き出す風景としては、あまり好みではありません。
作品として、強くてとても綺麗ですけど、ストーリーに入り込んで観るには、邪魔に思えてしまう。(ダンサーよりも美術に目が…)
でも人それぞれの好みの問題ですので、好きという人の気持ちもすごく解ります。
まぁ、バレエの代名詞のような作品で、オーソドックスな美術を選ばず、あえて挑戦的なものを選んだ事は、新しいバレエファンの裾野を広げる上でも有意義だったと思いますね。
さて、K-BALLET COMPANYは、まだ、人数的に多くは無いので、始まって直ぐのワルツも少人数です。でも、その分踊りに関しては、1人あたりのスペースが広いので、結構パワフルな振付になっていて見ごたえあります。特に男性はジャンプを多用したり、スピーディーで元気よく見せ場を多く作り出していました。
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05月30日(金)
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