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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆新国立バレエ団『白鳥の湖』レドフスカヤ、マトヴィエンコ、イリイン、吉本泰久、他

オデット/オディール: ナタリア・レドフスカヤ、
ジークフリート王子: デニス・マトヴィエンコ、
ロットバルト: ゲンナーディ・イリイン、
道化: 吉本泰久、
パ・ド・トロワ: 遠藤睦子、西山裕子、トレウバエフ
小さな四羽の白鳥:  遠藤睦子、西山裕子、斉藤希、大和雅美、
大きな四羽の白鳥: 大森結城、前田新奈、湯川麻美子、楠元郁子、
〔指揮:ボリス・グルージン、管弦楽:東京フィル〕

レドフスカヤの「白鳥」という事に惹かれて出かけてしまいました。
会社帰りでしたが、時間前に到着し一安心。
劇場はロビーが広く開放感があるので、飲食するときにも余裕で自分のスペースが取れます。
始まる前、色々とウォッチしていると、平日という事もあってか、ビジネススーツ姿の男性や年齢が高めの落着いた人が多かったです。
若い女性客は他の公演より少ない気がしました。

ここの『白鳥』は本当にオーソドックスなセルゲイエフ版(先日お亡くなりになったドゥジンスカヤが実際に監修)でキーロフバレエで観たものとあまり大差は無いですね。
ただ、衣装や美術をそのまま移したのではなく、バレエ団のオリジナルのようです。
開場記念公演で観た『眠り〜』等はまるごと全部キーロフの美術と同じでしたので…。

【第1幕1場】(城の中庭)
マトヴィエンコが登場すると、一瞬誰だか解らなかったです。
髪の色を脱色したのか、艶の無いスモーキーブロンド?にふわっと盛り上がったオールバックヘア。それに眉毛を殆ど書いていないので眉無しに見え、何か老けた印象。
せめて、艶々のブロンドにするとか、撫で付けたようなオールバックにするか、又は昔のままの方が良かったのに…。
でも演技しだすと、やはり若々しくて前よりはだいぶ逞しく見えました。
ワルツのときも引っ込まないで、脇で家庭教師と演技していたり、王子も途中踊りに組み込まれて楽しげに踊っていました。
そういえばマトヴィエンコさんは、新国立バレエ初の“シーズンゲストダンサー”として契約したとのこと。活躍が楽しみですね。

さてパ・ド・トロワを踊った遠藤睦子さん西山裕子さんは風格があるというか、プロフェッショナルな感じ。とても上手ですが、出来ればフレッシュな若手で観たかったかな。トレウバエフさんはキッチリと素晴らしく踊っていて、観客から盛んに拍手を浴びていました。
風格といえば、このバレエ団全体が、少し年齢が高そうで落ちついで見えるのですが、経験の多い人が多いという事でしょうか。
そして道化役は吉本泰久さんでした。とても活躍する重要な役で、期待通りに奮闘。
小柄な方ですが、滲み出る愛嬌がとてもよかったです。


【第1幕2場】(森の湖畔)
オデット=レドフスカヤの登場。
実にたおやかな白鳥。女っぽさというのでもなく、心の奥底に芯が通っていながら、表に現われるのは孤高というより温かい血の通った白鳥姫。
王子との出会いも恐怖で逃げようとするというより、自然に受け入れていくという印象。
そして、腕と首の動きが大変素晴らしい。人の何倍も関節があるのではないかと思うほど、繊細な動きが本当に見事で、観客はただ、ボゥーと柔らかで豊かな表現力に見入ってしまいます。
この人はいつも思うのですが、過剰にやりすぎる事が無く、精神誠意、真心込めて踊ってくれますので、人の心を打つことが出来るし、見ていて心地良い気分になります。
もうこの場面は、彼女を目で追ってばかりでした。

マトヴィとのパ・ド・ドゥのリフトも凄かったです。軽がる極限まで持ち上げられていました。コンビネーションももっと踊り込めばさらに良かったと思うのですが、少し戸惑うところも見うけられました。

四羽の白鳥の踊りはステップが見事に揃っていて感心しました。コール・ド全体も統率されていて、舞台の美しい照明に映え(照明イイですよ)、美しい世界を作り上げています。この場面本当にきれいでした。


【第2幕】(宮廷の広間)
宮廷ということですが、教会のような雰囲気の背景。
ここで初めて、キーロフ版では見かけない、道化と6人の道化の女達の踊りが挿入されていました。

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05月16日(金)
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