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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆『オン・ユア・トウズ』アダム・クーパー、サラ・ウィルドー、マシュー・ハート、イヴァン・カヴァラッリ、他
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』のようなものを望んで行かれた方は、面食らうかもしれませんが...。
劇中、アダム演じるジュニアが、初めてヴェラと会う場面、ベッドにくつろぎながら、ヴェラがジュニアにあれこれ聞くところがあります。(ヴェラが誘惑しているところです)
ヴェラ:「胸が熱くなることある?」
ジュニア:「しょっちゅう」
ヴェラ:「私と同じね」
ヴェラ:「バレエはお好き?」
ジュニア:「もちろん!」
ヴェラ:「どんなものが?」
ジュニア:「白鳥の湖!! 」
ヴェラ:「白鳥の湖!どうして?」
ジュニア:「見たのはそれだけなんです...」
客はドッとうけてました! アダムといえば、『白鳥』?
でも、このセリフのやり取りは、わざわざアダム版『OYT』に加えたものではなく、元々のこのミュージカルにあったセリフのようです。(マカロワ版も同じ)
けっこうオリジナルと重なる部分が多いのかな?
アダムのアイデアによるものと、昔の作品と比べたくなりました。
フランキー役(ジュニアの教え子で恋人?)を演じたアンナ=ジェーン・ケイシーは、容貌的に生徒というより、ちょっと年齢を感じてしまいました...。歌の多い役で、アダムとデュエットもあります。
昔のミュージカルで多く見られた発声風で、熱唱というよりその時代を匂わすような歌い方でした。存在感は、サラ演じたヴェラに負けていたかな?
歌の上手さで目立っていたのは、ペギー役(ロシア・バレエ団プロデューサー)を演じた、ジリアン・ビヴァン。声も、歌のアクセントやニュアンスも見事な歌いっぷりでした。歌の見せ場(聴かせどころ)は彼女のところかな。
コンスタンティン役(ロシア・バレエ団ダンサーでヴェラの相手役)を演じた、イヴァン・カヴァラッリは、いかにも見た目にはラテン系に見えて、ロシア人っぽいイメージではなかったです。
でも踊りの経験はたいしたもので、スカラ座バレエ学校とボリショイバレエ学校でダンスを学び、ミラノスカラ座、シュトゥトガルトバレエではプリンシパルを務め、振付もされるとの事。
『ゼノビア王女』の場面では、彼のクラシックバレエを見ることができますが、アダムが乱入し、ハチャメチャに...。
もう少したっぷり見たかったけれど、劇中劇の場面なので短くて残念です。
セリフも多くて、この役を演じるのは、彼なりにチャレンジだったのではないでしょうか。
(その他)
・ アンサンブルの方達は、まだ高レベルとまでは思えませんでした。無難にこなしているといった感じ。
音楽は、明るく耳なじみが良いのですが、特別良かった歌というものは思い当たりません。何回か聞けばもっと好きになるかも。
・ あと、パンフレットに「アンダースタディ」も載せてあって、へぇーと感心しました。
・ この話に登場するロシア・バレエ団はディアギレフ・バレエをイメージしているよう。エキゾチックな劇中バレエ「ゼノビア王女」はバレエ・リュス作品みたいですね。奴隷役は顔と身体に青いドーランを塗っていて、「青神」の挿絵を思い出しました。
TV宣伝のカッコいいアダムと、ジュニア役の三枚目アダムは別人だわ。
このような作品だったとは、宣伝見ただけじゃ想像出来なかった。
まぁ、私は面白かったので満足。最終日にもう一度観にいく予定です。
04月28日(水)
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