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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆《マラーホフの贈り物》特別プロ、東京バレエ団『ジゼル』ヴィシニョーワ、マラーホフ、木村和夫、井脇幸江、遠藤千春
軽やかさとか幻想的な雰囲気を醸し出すというより、恋愛の延長上にある生身の切ない男女間の話のように、濃く甘い世界に見えました。

全編にわたって感じたドラマは、深く愛し合っていた2人が、恋の絶頂期の時に突然起こってしまった不幸。最初から最後まで、ずっと思いあっている恋人達という感じでしょうか。
もう、愛の世界。(書いていて恥ずかしいけどw)


ところで今回、1幕の、ペザントの踊りがワシリエフ版の「パ・ド・ユイット」なっていました。
どうやらこの部分だけ、昨年の世界バレエ・フェスティバルの時から改訂したらしいです。
以前は男女1組踊っている一般的なものでしたが、今回は、男女各4名、合計8人で踊り、より華やかな印象です。
東京バレエ団は、優れた踊り手が沢山おりますし、特に男性の力量はとても高い。しかし『ジゼル』はどうしても女性ばかり登場しますので、折角素晴らしい男性ダンサーを見せるには、良いヴァージョンになったと思います。
今回登場したダンサーは、どの方を見ても素敵。皆鮮やかに踊りきり、迫力もあって見ごたえがありました。

バチルド姫役の井脇さんは、高貴な雰囲気を醸しながら、優しげな印象。
海外のバレエ団などでこの役を見ると、けっこうツンとした冷たげな演技をする方が多いように感じていましたが、井脇さんの演技はとても好ましかったです。
公爵家の姫として村民をいたわる姿とか、ジゼルに好意を持つ姿、好感を持てる人物設定のほうが、アルブレヒトとの関係上、深みのある話になるのではないでしょうか。細やかな役作りに感心です。


2幕で登場するミルタ役の遠藤さん。背が高くて立っているお姿は大変美しかった。恵まれたスタイルの方ですね。
ただ、踊りを見ていて、どうも安心できない不安定さを感じます。役に入り込んでいるというより、余裕がなく必死に踊っているのが何故か伝わってしまう。
この次には、ウィリの硬質な美しさや哀しさを見せてくれるよう期待します。


コール・ドは、1月に見た『白鳥〜』で不満に思っていた“足音”も、あまり気にならなくなり、綺麗な調和を見せてくれて良かったと思います。
毎回、東京バレエ団の『ジゼル』は、満足することが多くて、今回もたいへん楽しみました。
ゲストの力もありますが、団員の皆様の努力にも拍手を贈りたいです。

04月24日(土)
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