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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆ 『二月大歌舞伎』(夜の部)團十郎、仁左衛門、玉三郎、三津五郎、時蔵、左團次、他 (04/02/07up)
このお話、大変洒落ていて、後半は「お七趣向」も楽しめます。「櫓のお七」話で有名な、吉祥院の欄間(らんま)に隠れるところや、雪風景の櫓セットが出てきたり、「お嬢」が「お七」風な衣装で現れたり、元は八百屋の娘というエピソードなど...。 場面をもじったような趣向が所々に出てきます。
両花道は大詰めに『火の見櫓の場』の時に使われました。
「お坊吉三」が従来の下手側花道、「お嬢吉三」は上手側花道から登場。
二人は追われる身なので、むしろで顔を隠してゆっくりした歩みで登場します。
行き着く先は木戸の閉ざされた雪の降る江戸本郷の町。二人はそれぞれが木戸に挟まれ自由に逃げる事が出来ません。
この後、追っ手である捕手達との激しい大立ち回りになります。(動きが激しかったせいか、捕手役の一人の鬘が取れてしまいました。そのまま演技を続けていたけど...)
一月に休演となった左團次さんも「和尚吉三」の父「土左衛門伝吉」役で元気に復活され、それはもう味のある良い演技をなさっていました。
前回見た時の舞踊演目は、あまり気合が感じられず元気がないと思ったのですが、きっと具合が悪い中演じていたのでしょう。今回は大変素晴らしかったと思います。
七之助さんも初々しい娘「おとせ」を大変好演なさってました。
七之助さんは前より背が高くなった気がします。実は(契ってしまったが)双子の兄という設定の「十三郎」役、翫雀さんと並んだら頭ひとつ大きかったです。
話し方、歩き方、仕草など、とても色っぽかったですね。
《舞踊二作品》
『三人吉三巴白浪』の他には二つの舞踊演目が用意されていました。
「傾城もの」と江戸風でいなせな「祭りもの」という全く違った二つの作品を、休憩を間に挟まず、そのまま続けて上演というのは初めて見ます。
美術や鳴り物も異なりますので、果たしてどうのようになるのか興味深く鑑賞。
【仮初の傾城】 長唄囃子連中
(中村時蔵)
幕が開くとそこは江戸吉原の華やかな世界。紅色の壁、奥には大きな金色の襖、左側には、傾城が着用する紫の打ち掛けが、美しく掛かっています。
鳴り物は上手脇に並び、三味線の他にも笛や小太鼓、小鼓など音色の方も華やか。
奥の襖が開くと、うたた寝をしている傾城(時蔵さん)が前に押し出されて登場。
黒子が差し金を使い、背後で蝶がひらひらと飛び交っています。のんびりした優雅な始まり方ですね。
衣装が大変豪華で、大きな孔雀が刺繍された華麗なものですが正直とても重そう。
鬘も顔の近くの髪は結い上げられていて、後ろの鬢は腰までの垂らし髪になっていす。
踊りの方はとてもしっとりしたもので、動きは激しくありませんが、恋人からの手紙を読みながら相手を思う女心が、振りや仕草でよく伝わります。
傾城(花魁)という身の上は、相手が通ってくれない限り自由にも逢えないですし、相手の心変わりを心配する、女の心模様を艶やかに描いた作品でした。
途中、最初の打ち掛けから舞台上に飾られた紫の打ち掛けに変わるところがあり、目にも大変楽しませてもらいました。
踊りは、舞台の中央あたりで品良くゆったり踊る作品でしたので、上演時間はとても短かったですが、このくらいで調度いいと思いました。
【お祭り】 清元連中
(坂東三津五郎、他)
続いて『お祭り』ですが、これがもう粋で楽しい作品。
今回踊られる三津五郎さんのお家の芸とのことですし、踊りは特に素晴らしいと評判の方なので期待して見ました。
舞台転換はとても見事なもの。『傾城』は舞台前方を使っていたので、奥の襖が取り去られると祭りで賑わう江戸の町。脇のセットも一枚はがすと後ろに「お祭り」の美術が仕込まれています。
鳴り物連中は、大きな布で隠す形で総入れ替えしていました。このような転換を見せてくれるのはけっこう嬉しいことですね。
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02月04日(水)
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