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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆ スペイン国立バレエ団【Bプロ】 『ムヘーレス』『エントレベラオ』『ボレロ』他O・ヒメネス、F・ベラスコ… (03/10/6up)
また、歌とギター等による生演奏も、スペインの世界に誘ってくれましたし、大変素晴らしい踊りの余韻が長く続きました。 


◆『タラント』 Trant 〔日本初演〕
ダンサー: エステル・フラド、 クリステイアン・ロサノ

「タラント」は深い“鉱山のカンテ(歌)”に由来しているとのこと。 
しかし今回のこの作品は、惹き付けられ合う男女の世界を、様々な場面を通してストーリーも感じられるように表現した作品になっていました。
 
女性のエステル・フラドはプリンシパル・ダンサー、相対するクリステイアン・ロサノは、コール・ド・バレエという階級の違いはありますが、抜擢にみあう活躍をみせていたと思います。
情熱的な男女の心の葛藤や熱情を表現するのに、スペイン舞踊というのは大変適していると改めて思いました。
心の高ぶりを全身で伝える力にズッシリ感がありますね。
それと、大きな渦巻き模様のフリルが付いた女性の衣装が素敵で個人的にとても気に入りました。


◆『ボレロ』 Bolero
ダンサー: フランシスコ・ベラスコ、 ペネロペ・サンチェス
アスセナ・ウイドブロ、 タマラ・ロペス、 アンパロ・ルイス、 シルビア・デ・ラ・ロサ、他…

日本公演では必ず踊られるおなじみのラヴェル作曲の「ボレロ」。
単純なあのメロディ、壮大なクレッシェンドと共に色彩が増えていく面白さがありますが、初見感覚で拝見しました。(前回の印象が、鏡の美術しか残らなかったので)

始まったときは音が小さかったのよくわかりませんでしたが、暗めの照明に浮かび上がった大勢の男性によるパートは、おぉ〜という壮麗感があります。
人数の多い部分は、足でリズムを合わせるのも大変ですね。

舞台上には回転ドアの役目もはたすアール・デコ風の鏡のセットが3つおいてあります。
女性の衣装はローマ風のような、たっぷり生地をとった胸元と、多くドレープが入った腰周りと裾部分が優美です。男性も袖がゆったりしたデザインでした。

次々と繰り出される色艶やかなダンサーたち、ソロで見せたり、ペア、或いは大勢のパートと鏡のセットを使って現れては消える、まさにミラージュといった感じ…。 
幻?夢?現実?そんなイメージでしょうか。 
群舞のサパテアードでは音楽が聞こえなくなるときもありますが、その群舞が見所といったところ…。
作られた当時、民族的な踊りというイメージを取り去って新たなスペイン舞踊の世界を作り上げた、記念碑的な作品だったのではないでしょうか。


◆『イルシオネス・F.M.』 Ilusiones F.M. 〔日本初演〕
ダンサー: クリスティーナ・ゴメス、 マリアノ・ベルナル、
 エステル・フラド、 ダビッド・ガルシア、 クリステイアン・ロサノ、他...

大変明るく、ちょっと不思議で楽しい作品。 こういう作品もあるのだなぁと驚きも感じました。

ラジオから流れる王子の結婚式の放送。 
レストラン働いている“彼女”はうたた寝の中、まるでシンデレラの物語のようにあこがれの王子の花嫁になる夢をみる。
目覚めた後も、夢を引きずるかのように、レストラン従業員達と共に、男は王子に、女は王妃になったつもりでラジオが伝える式典を自分に置き換えて、気持ちよく踊りまくる。 
宴が終わると皆が現実の世界に戻っていきます。

お店のキッチンの模様とラジオが伝える宮殿での結婚式がシンクロするような面白い作品に仕上がっていました。 
ギター、パーカッション、カンテを歌う人たちまで舞台ではレストランの従業員役を演じていて、ダンサーは、ウエイトレス、給仕などの衣装です。
フラメンコを踊るのにミニスカートであったり、舞台上はキッチンと食事テーブルがあったりと生活観のある風景。(でも彼らはこの時間、空想の中にいる)

ラジオから流れる曲ということで、踊る音楽も様々。
シャルパンティエやラヴェル等のクラシック音楽から、ジャズ音楽とかジョン・レノンの「イマジン」を使ったりと幅広いところから選んでいます。(それでも振り付けはやはりスパニッシュ)

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09月26日(金)
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