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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆続き【第10回世界バレエフェスティバル】 《Bプロ》 (8/8、8/10分)ギエム、ルグリ、マラーホフ、ジル・ロマン、ステパネンコ、他
マラーホフは「Bプロ」初日では、疲れがピークというのが観客に伝わるほど、今まで見たことがないくらいに重くて、表情も辛そうに見えてしまいました。
この時の姿はかなりショックで、前日に「ジゼル」全幕を踊ったからだと理解するしかないほど、観ていて辛くなりました。
私の周りの観客も、休憩時間に動揺を隠せない様子。 
しかし後日、もう一度拝見したときは、だいぶ回復していて、ホッとしましたけど...。
連日、舞台に穴をあけないように、体調をおして参加してくださったことは、ありがたいですが、すごく心配しました。

さて、「バレエ・フェス」の間の2人を見て、ヴィシニョーワとマラーホフのパートナーシップについては、素晴らしいダンサーの共演とはいえ、大きくプラスに働いたとは、現時点では正直、思えませんでした。 
マラーホフには彼女の色が強すぎるのか、個性や、つくる方向性とか雰囲気がピッタリ合うとは想像しづらい印象。
この作品に限らず、文芸作品や古典作品も、お互いに生かし合えるダンサーと踊っていただいた方が、この不思議な違和感を感じずに、見ていられるような気もします。 
でも、全幕を見ていないので、なんとも言えないとは思いますが、2人とも大変良いダンサーなので、次回ではより良く変化しているかも知れませんね。


【第4部】

◆「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」
〔アリシア・アマトリアン&フリーデマン・フォーゲル〕
振付:ウィリアム・フォーサイス、音楽:トム・ウィレムス

見た人がビックリする「イン・ザ・ミドル〜」でした。 
振付家、初演時のパリ・オペラ座ダンサーの作り上げた作品イメージとは違ったものになっていたようですが、それでも “凄い”と感じることができて、面白かったです。
この作品、脱力したような、面倒くさそうに立っている状態から、急に極限までシャープに組んで踊るイメージをもっていましたが、この2人の踊りは、常にやる気を感じさせ、ハードでスピーディーな踊りに仕上げていました。
迫力と、激しさ、究極のねじれたポーズや極限までの柔らかさをみせるアマトリアンとフォーゲルは「ジゼル」とは違った魅力を見せ付け、大きな歓声と拍手を浴び、観客の心をつかんだようです。

「ジゼル」の時は、抑えた表現で演じていましたが、この作品では、鋭さと柔らかさを大いにアピールして、新たな作品の面白さを伝えてくれました。
アマトリアンは長めの髪を、ダウンスタイルにしていたので、髪が身体の動きとともに激しく躍動していました。 
若さ溢れる2人のダンスは、「フェス」を充分に盛り上げ、先日の「ジゼル」とは違う、新たな魅力を観客に印象付けましたね。


◆「マノン」沼地のパ・ド・ドゥ
〔シルヴィ・ギエム&ニコラ・ル・リッシュ〕
振付:ケネス・マクラミン、音楽:ジュール・マスネ

本当に素晴らしかった。
スモークがうっすらと焚かれた中、足の運びもやっとで、今にも倒れそうになりながら、支えあう2人が登場。ボロボロの衣装に乱れた髪…。
この登場シーンから、2人は圧倒的な存在感で、物語の壮絶な最後の瞬間まで、まばたきを忘れるほど作品世界に酔わせてくださいました。
ギエムのマノンは、弱さというものがなく、痛々しさと“生”への執着を、全身全霊で演じ踊っていて、本当にスゴイとしか言いようがなかったですね。
大変激しいパ・ド・ドゥですが、ダンサーの個性がモロに発揮されて、好きな場面でもあります。 

マノンはだんだんと幻しか見えなくなり、とうとう力尽きたその瞬間、彼女が死んだのがなかなか理解できず、何度も抱き起こしながら、ようやく死を理解し、大きく口を開け絶叫するデ・グリュー(実際には声を出してはいませんが)、その姿を目にすると、心が震えてきました。
このような舞台を観られたことに感謝です。

そして是非、全幕が見たいよ〜…と、そう思ってふと思い出し、99年の「ロイヤル・バレエ」のプログラムを取り出してみたら、ギエムの「マノン」を見ていました。
でも全然見た記憶に無いのはなぜ? 感動していたら覚えているはずなのに…。 

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08月10日(日)
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