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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆ コクーン歌舞伎『夏祭浪花鑑』勘九郎、橋之助、獅童、弥十郎、笹野高史、七之助、扇雀
この場面は、勘九郎さん演じる団七が、笹野高史さん演じる義理の父・義平次(とにかく金にきたなく小者で口達者なにくったらしい爺さん)に、騙されてつれていかれた義理ある磯之丞様の思い人、琴浦を何とかかえしてほしいと必死に嘆願して、やり取りするところ。
しかし、義平次は、団七に対し、あまりにも酷い悪態・罵声を浴びせかけ、雪駄で傷まで負わせてしまい、さすがにもう団七は我慢できず、最後に義理の父とはいえ、義平次を思わず殺してしまう。

舞台中央には泥水が貯めてある穴があり、その横には井戸が用意されています。
そこに、勘九郎さんと笹野さんが絡み合いながら、激しく争います。始めは泥を避けながら、そしてとうとう笹野さんは泥水の穴に落ち、全身まっ茶色。暫らくたってもまだ決着はつかず、舞台全体を苦しそうに粘っこく動き回る笹野さんは強烈。
こびり付いた泥で、もう茶色の物体としか見えないくらいにどろどろ状態…。
まして、下からの暗いロウソクに煽られて浮かび上がる異様な姿はとても不気味です。
勘九郎さんも大分飛び散る泥を浴びての大熱演。凄まじい競演ですね。
(平土間の前の方の観客は、カッパを着ていてもきっと顔に泥がかかってしまいそう…)
団七は義平次の死を悟ると、井戸水で身体の泥を洗い流し、悔やみつつも逃げ去ります。

ここで、序幕が終わり、休憩。結構長かった。母はクライマックスを見たので、終わりだと思い、サッサと外に出て行ってしまいました。(苦笑)
ロビーはやっぱり人で溢れています。ギュウギュウ状態。

2幕は、義父殺しがバレ、泣く泣く妻子と別れ、追っ手の役人、捕り方から逃げるところが見せ場。
この場面これでもかという位、凝った演出がほどこされていました。

・捕り方(追っ手)は曲芸のように飛んだり跳ねたり追いかける。

・ミニチュアの家セットが並べられ、放り投げまくる。

・客席の中央で、2階席に届くほどの梯子が据えられ、勘九郎さんが頂上によじ登り見得をきる。

・途中でミニチュアの家の屋根の上で、人間(役者達)に変わり人形が暴れまわる。

・ヘリコプターの音や救急車、パトカーの音が聴こえてくる。

・舞台奥の背景・セットが消え、劇場搬入口が開き、外が丸見えになる。
(つまり、客席から正面に見えるのは、劇場建物の駐車場。ゴミ箱まで見えた!)

・勘九郎さんと追っ手は舞台から、駐車場に飛び出してまで走り回り、最後は本物のパトカーまで舞台に登場するという派手派手なスペクタクル演出。

これらを畳み掛けるようなすごい勢いで見せ付けられると、ただ唖然とするばかり…。

本当にまいりましたわ。度肝を抜かれました。
こんなに面白いものが観れて良かったわー。
最後は歌舞伎では珍しく、スタンディングオベーションと何度ものカーテンコール。
獅童さんも弥十郎さんも拍手のリズムに合わせて踊る。客席もノリノリ!
役者さん全員で客席を廻ってくれました。
とにかく大変な盛り上がりで、母も私も大満足。興奮気味に劇場を後にしました。

さて、今度はいつやってくれるのでしょう?

06月24日(火)
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