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カンゲキ★日記
by Ruby
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■◆『三つの愛の物語』 【三人姉妹】【マルグリットとアルマン】【カルメン】ギエム、ダウエル、コープ、ムッル、斎藤、首藤
他に、物語の中で、三女イリーナ(エマニュエラ・モンタナーリ)を廻ってトゥーゼンバッハ(ルーク・ヘイドン)、アンドレイ・プロゾロフ(マシュー・エンディコット)の恋の争いが見ごたえありました。
全く性格の異なるタイプの男2人、一人はさえないが真面目で優しそうなタイプ、もう一人はすぐに熱くなるような感情的になるタイプ、最後は決闘までして破滅的に終わります。
イリーナ役は可憐なイメージそのもので陰鬱な舞台の雰囲気の中、娘の輝きが見られました。
男2人はこの物語の中のもうひとつの核となるべき、素晴らしい演技で、わざわざギエムが連れてきた方だと納得できる演技を見せてくれました。
俳優さながらの説得力で、登場場面はどれも面白く見ごたえ有るものになっています。
長女オリガ役のニコラ・トラナも落着いた演技で役をとらえて、久しぶりに観たのですが、とても良かったですね。
彼女はロイヤルバレエ『うたかたの恋』の美貌の皇后エリザベート役を、印象的に演じていたのを覚えています。
抑えた演技の中にも感情の流れが手に取るように解りましたし、彼女の置かれた現実の空しさや色々気使う細やかな優しさが要所に伝わってきました。
最初と最後の彼女たち三姉妹でじっと抱き合うポーズは絆の強さ、共に境遇を支えあう象徴のように余韻となって目に焼きつく程印象深かったです。
ただ、この舞台、最終場面へのストーリー展開が急激過ぎて、気持ちよく見ていたら、突然終わってしまった印象。どうも全編でなかったみたいですが…。
盛り上がりがあるというより淡々とした舞台ですね。
物語に浸りきれなかったのは、ストーリー展開と終盤のせいかもしれません。もう少し描いてほしかったですね。不満はその部分だけ。
そして何だか、この作品の演劇版も観たくなってきました。
【マルグリットとアルマン】
マルグリット:シルヴィ・ギエム、
アルマン:ジョナサン・コープ、
アルマンの父:アンソニー・ダウエル、
〔指揮:ディヴィッド・ガーフォース〕
英国が誇るバレリーナ、マーゴット・フォンティーンとパートナーの、ルドルフ・ヌレエフの為に、F・アシュトンが有名な題材『椿姫』もとに振付けた作品。
オペラとは違い、作曲がヴェルディではなく、フランツ・リストの曲を使用していました。
東京公演は、ピアノソロ演奏ではなく、ピアノ&オーケストラということになりましたが、けして、ピアノの音の邪魔になるような、大音量ではなく、どちらかというと、ピアノの比重が高いアレンジになっていました。
ですので、危惧していたオケ版ですが、繊細な趣は残されていて、詩的に思えるピアノソロ版と大差は無いのではないでしょうか。(ピアノ版を聴いていませんが…)
この演目、とてもスピーディな話の展開とはいえ、マルグリット役ギエムの、場面に応じた素晴らしい演技を、堪能する事が出来ました。また、アルマン役のジョナサン・コープがとにかく素晴らしかった。ほんとに感心しました。
プロローグではまず、病床のマルグリットの回想場面から入ります。
舞台装置は全体に木の素材を組み立てたようなあっさりした枠に、白い大きな薄い布を天井から垂らした簡素なもの。
どの場面も、基本的に白い色彩をベースにしていました。
そして、出会いの場面の赤いふわりとしたドレスを着たギエムと颯爽と登場したコープ。
ここで、ギエム以上にコープに魅せられてしまいました。
見るからに貴族的で育ちの良い雰囲気その上、若さがみなぎったアポロンのように登場するんだもの!
なかなか、このような正統派な美しい方って珍しいですよね。現われたとたん感動してしまいました。しかし、あっという間に次の田舎暮らしの場面へとどんどん展開していきます。
田舎での場面。ギエム衣装は白くてリボン飾りの付いた可憐な雰囲気。
アルマンの父から息子の将来の為に別れてくれと告げられ、辛いながら受け入れてしまう。
その後、アルマンが戻ってきてのギエム&コープ息のあった踊りは、切ない気持ちになる程、母性を秘めたような優しげなギエムの表情、柔らかな動きに、彼女の新たな魅力を感じました。
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06月18日(水)
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